髪が抜けるスピード

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髪の毛にはヘアサイクルによって、髪が伸びる期間、髪が抜ける期間がある事をご存知でしょうか?

正しいヘアサイクルとは・・・

髪の毛の1本1本には寿命があり、伸びては抜け、また新しく生えることをくりかえしていて、これをヘアサイクルと呼んでいます。

毛包は、【成長期、退行期、休止期】のいずれかの状態になります。

成長期

一番長く、通常2〜6年間髪の毛が伸び続けます。

退行期

退行期は毛根が少しずつ小さくなって、髪を成長させる活動が徐々に鈍くなる段階です。
2週間ほどで完全に毛根が働きが停止して、髪の毛の成長が止まって休止期に入ります。

休止期

休止期は髪の毛の成長がとまり、3 、4ヶ月ほど毛根が眠りに入ります。
ちなみに、一年間の間で最も抜け毛が増える時期は、8月下旬から10月上旬の秋口と言われています。

休止期の髪は新しく生えてきた髪に押される事や、シャンプーや髪の毛をとかす事によって、日常生活の中で自然に抜け落ちていきます。

通常の髪の毛は、1日におよそ50〜100本ほど抜けると言われています。

髪が抜けるのは自然な事で、休止期の後は、再び成長期に戻ります。

ヘアサイクルが乱れるとは・・・

脱毛症

もし、抜け毛が100本を超えた時は脱毛症の恐れがあります。

例えば、枕元や髪を乾かす時によく抜けるなど、異常に髪が抜ける方は注意しましょう。

また抜け毛を観察して、細く、柔らかく、毛根が小さい場合は髪の毛が十分に成長できていない、つまりヘアサイクルが短くなっている可能性があります。

ヘアサイクルの乱れ

ヘアサイクルが乱れると、成長期の期間が短くなったり、髪が栄養不足になって1本の髪の太さが極端に細くなります。

また、休止期から脱毛、そして次の早期成長期で髪の毛が抜けてしまいます。

この場合、成長しきれずに抜けてしまった、細くて短い(弱い)短小毛が多く見られます。
ヘアサイクルの成長期が短くなればなるほど、地肌が見えてきたり、肉眼では髪の毛が無いように見えてきます。

少しでも1年前より抜け落ちる量が増えていることに気づいたら、まずは相談し、ヘアサイクルの乱れを早期発見しましょう。