映画監督ウォン・カーウァイの名作を渋谷Bunkamura ル・シネマで上映 -『花様年華』など全4本

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映画監督ウォン・カーウァイの名作4本がスクリーンに甦る特別上映企画「ウォン・カーウァイ特集」が、2017年5月27日(土)から6月9日(金)まで、東京・渋谷のBunkamura ル・シネマで開催される。

88年に監督デビュー、94年作の『恋する惑星』で、クエンティン・タランティーノ監督をはじめ全世界から絶賛を集めて大ヒットを記録。日本でも、その後のミニシアターブームを牽引する存在となった映画監督ウォン・カーウァイ。

ラテン・アメリカ文学への憧憬がもたらす独特の浮遊感とロマンティックなセリフ、一貫した美意識が感じられる撮影・美術・衣裳、そして意表を突く選曲センス。観る者を虜にする名作の数々で、今もなお新たなファンを生み出している名匠だ。

そんなウォン・カーウァイ監督がファッション界へ与えた影響が色濃く見られるのが、Bunkamura ル・シネマで上映中のドキュメンタリー映画『メットガラ ドレスをまとった美術館』。本編中にはウォン・カーウァイ本人が登場するほか、ファッション・デザイナーのジャン=ポール・ゴルチエが、カーウァイの代表作の一つである『花様年華』から受けた影響を語るシーンも収められている。

今回は、この『メットガラ ドレスをまとった美術館』の公開を記念し、ウォン・カーウァイを代表する『恋する惑星』『天使の涙』『ブエノスアイレス』『花様年華』の4本が、期間限定で劇場に蘇る。再びスクリーンで出会う人はもちろん、はじめてその世界観に触れる人も必見の、貴重な特集上映企画となっている。

【開催概要】
『メットガラ ドレスをまとった美術館』公開記念 ウォン・カーウァイ特集
上映期間:2017年5月27日(土)〜6月9日(金)
会場:Bunkamura ル・シネマ
住所:東京都渋谷区道玄坂 2-24-1 Bunkamura 6F
料金:1,200円均一
※『メットガラ〜』の半券提示で1,000円(税込)。
※学生は1,000円(税込)。

【上映作品/あらすじ】
■『恋する惑星』
彼女にふられた警官223番は、彼女のことが忘れられず、自分の誕生日に賞味期限を迎えるパイナップルの缶詰を買い続けている。金髪の女性に恋をしてみるが、麻薬の運び屋として取引に失敗した彼女もまた疲れ果て、そっけない。どん底にいる2人は、行きずりの一夜を過ごす。同じころ、ハンバーガー・ショップの新入り店員フェイは、夜食を買いに来た警官633番と出会う。淡い恋心を抱いた彼女は、ある日偶然手に入れた彼のルーム・キーを利用して勝手に部屋の模様替えを始めて…。クランベリーズの「ドリームス」のカバー曲のメロディとともに、ウォン・カーウァイの名を知らしめた出世作。

■『天使の涙』
殺し屋とパートナーのエージェントは、仕事以外では顔を合わせない。エージェントは殺し屋に対して密かな恋心を抱いていたが、ある日、殺し屋は突然姿を消してしまう。その後、殺し屋はかつて行きずりの関係にあった金髪の女と出会うが、彼女の気持ちに応えることなく、彼は再び彼女の元から去っていく…。一方、エージェントが住むマンションの管理人の息子モウは、夜な夜な他人の店に入り込んで勝手な商売を楽しむ日々を送っている。そんなある日、未だ失恋の傷が癒えない女に恋をするが…。『恋する惑星』で予定していたエピソードをもとに作り上げたもうひとつの恋物語。

■『ブエノスアイレス』
激しく愛し合いながら、荒野のハイウェイで突然の別離を迎える恋人たち。その痛みを振り切るように仕事に熱中する男の元に、傷付いた恋人が帰ってくる。閉ざされていた心が通い合う瞬間、柔らかな光が至福の時を包む。しかしやがて二人を襲う癒しがたい渇き。愛するほどに傷つき、傷つくほどに求め合う魂の彷徨の中で、男はひとりの青年に出会い、再生への道を歩き始める。本作はカンヌ国際映画祭の最優秀監督賞を受賞。今年のアカデミー賞®作品賞に輝いた『ムーンライト』の監督も本作からの影響を語る傑作。フランク・ザッパ、アストル・ピアソラ、カエターノ・ヴェローゾら天才たちの音楽も映画を彩る。

■『花様年華』
1962年、香港。新聞社の編集者であるチャウと、商社で秘書として働くチャン。二人は同じアパートに同じ日に引越してきて、隣人になる。やがて二人は、互いの伴侶が不倫関係にあることに気づき、次第に時間を共有するように。誰にも気づかれないよう、慎重に会っていた二人。家庭を持つ貞淑な男と女は戸惑いつつも、強く惹かれ合っていくのだった。誰にも言えない秘密を包み込む紫煙、ナット・キング・コールのバラッド、そしてなんといってもチャイナドレスの美しさ──今作でトニー・レオンがカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を、そして撮影と美術/衣裳が評価され高等技術院賞を受賞。英BBCが2016年に発表した「21世紀の名作映画トップ 100」リストで、あらゆる名作を差し置いて第2位に輝いた、永遠の愛の物語。

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