東別院交差点にたたずむパーラーペコペコ、ペコペコカップ。「プリマハム」の看板が目印

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2017年3月29日、老舗精肉店・愛知畜産が手掛ける洋食店「パーラーペコペコ」がオープンした。肉を知り尽くした精肉店の洋食というだけあり、味、コスパ共に大きな期待が膨らむ。オープン直後にさっそく行ってみた。

【写真を見る】厨房に立つ黒田さん。フレンチの技法をベースに、独自にアレンジした洋食を作り出す

■ 精肉店の4代目が腕を振るうフレンチベースの洋食

場所は東別院駅より徒歩すぐ、「プリマハム」の看板がひと際目立つ建物。愛知畜産4代目、黒田さんがオーナー兼、料理長を務めている。黒田さんは学生時代に、現在もパーラーペコペコに併設する弁当店「ペコペコカップ」をオープン。大学に通う傍ら家族と共に店を切り盛りし、卒業後は有名ホテルの元フレンチシェフが経営する鉄板居酒屋「メリメロ亭」で修業を積むことに。そこで8年間、料理の礎となるフレンチの技法を学んだ。

そんな黒田さんが腕を振るうパーラーペコペコは、アルコール片手にフレンチベースの洋食を味わうカジュアルスタイルの店。「地元に根差した店を」と、名古屋で生まれ育った黒田さんの思いが随所に詰まっている。

■ フレンチの技法を活かした“大人のハンバーグ”

精肉店のノウハウもあり、肉の品質とコストパフォーマンスの良さは折り紙付き。中でも、黒田さんが“大人の味”と説明する「鉄板和牛ハンバーグ(1200円・税別※ディナーのみ)」はぜひ食べてほしい。

厳選した和牛100%のミンチを、シナモン、セージ、コリアンダーなど7種類のハーブで香り付け。フライパンでこんがりと焼き目を付けたら、後はオーブンで中まで火を通し肉の旨味を凝縮させる。ハーブが香る肉の旨味、口の中でフワッとほどける絶妙な焼き加減、ほんのり黒胡椒が効いたデミグラスソースは、確かに上品なフレンチテイストを感じさせる大人の味わいだ。

肉料理以外にもディナーでは「牡蠣フローレンス風グラタン(880円・税別)」「名古屋名物エビフライ(980円・税別)」、ランチでは「大人の鉄板ナポリタン(880円・税別)」「自慢のふわとろオムライス(980円・税別)」などの洋食メニューも。アルコールはビオワイン(グラス赤450円、白480円・税別)をはじめ各種がそろう。

■ 落ち着いた空間で美味しい洋食を。弁当店もリニューアル

パーラーペコペコの店内は、アンティーク調の家具やインテリアを配した落ち着いた雰囲気。壁際に一名用の席が設けられているのは、「一人でふらっと来て、美味しい料理とお酒を楽しんでもらいたい」という黒田さんの気持ちを形にした。

また、併設の「ペコペコカップ」も、同じく2017年3月29日にリニューアルオープン。こちらは日替わりカップ(500円・税別)など、テイクアウト専門のメニューを販売している。

温かな空間で、美味しい料理を囲みながら気兼ねなく過ごせる洋食店。週末に仲間と賑やかに、平日に一人でゆっくりと、日常のさまざまなシーンで使えそうだ。【東海ウォーカー/堀田裕貴】

※メニューの値段はすべてキャンペーン価格。4月29日(土)以降は変更の可能性あり

※ディナーは別途300円のチャージが必要