投稿の発信地点となった全国の観光スポットを総合ランキングが発表された

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株式会社RJCリサーチと株式会社ナイトレイは、2社共同で「インバウンドレポート2016」(2016年1-12月)を発行し、訪日外国人の口コミ発信地点情報を中心に集計・分析を行った。

【写真を見る】第1位はUSJ、第2位は東京ディズニーランドという結果に

日本に訪れる外国人は年々増加し、訪日外国人によるインバウンド消費は日本の消費を支える規模にまで急拡大し、2016年の訪日外客数は過去最高の2403万9千人(前年比21.8%増)を記録した。

今回は、訪日外国人観光客が中国最大のSNS微博(ウェイボー)やTwitterなどで日本国内滞在中に発信した投稿のうち、約92万件のSNS解析結果データを集計対象として、投稿の発信地点となった全国の観光スポットを総合ランキングおよび5つの部門別ランキングにまとめ、分析を行った。

総合ランキングでは、「USJ」と「東京ディズニーランド」がその他の施設と大差をつけてランクイン。両施設ともオールシーズン型であることと、思わずSNS投稿したくなるような多様な感動を提供していることが年間総量を押し上げたと考えられ、第3位の「富士山」以下を大きく引き離す結果に。

歴史的建造物やランドマークを「見る」ことを主に楽しむ観光スポットでは、「東京タワー」「大阪城」「浅草寺」がトップ3にランクイン。日本を感じる建物が人気のある結果になった。

観覧、体験型施設で「遊ぶ」ことを主に楽しむ観光スポットでは、「USJ」と「東京ディズニーランド」が圧倒的にSNSに投稿された。日本を代表する両施設はやはり外国人にも人気のあるスポットのようだ。

飲食メニューや生鮮品などを「食べる」ことを主に楽しむ観光スポットでは、「築地市場」がトップに、第2位は「かに道楽」がランクイン。食べることも重要だが、見ても楽しいグルメスポットがSNSに投稿される傾向がある。

また、他に上野公園や渋谷交差点、江の島などもランクインした。日本にしかない、日本でしか体験できないスポットがSNSに投稿されやすいことが判明した結果となった。【ウォーカープラス編集部/米木】