みなさんは、現在の職場や仕事内容に満足していますか?

転職が当たり前になった今、将来を見据えたキャリアプランを立てることが必要となってきました。5年後、10年後、自分がどうなっているかをイメージし、明確な目標を設定することは、現在の生活を充実させることにもつながります。

5割の男性が将来のキャリアプランを「特に考えていない」

では、実際にキャリアプランを考えている人はどのくらいいるのでしょうか? このたび、総合人事・人材サービスの「アデコ」が、日本全国の2,782人の働く男女を対象に、「キャリアプラン」に関する意識調査を実施。現在、将来に向けたキャリアプランを描いているかという質問に対し、男性の49.1%、女性の42.5%が「特に考えていない」と回答しました。

女性のほうが自身のキャリアについて前向き

続けて、自身のキャリアについて考える理由について複数回答で聞くと、女性は、「キャリアを自分で考えて構築し、よりよいキャリアを実現したい」(41.6%)という前向きな理由がトップになりました。一方、男性で最も多かったのは、「自分のスキルや資格、経験が将来も通用するかわからないから」(39.1%)という不安感からくる理由でした。

女性は転職を視野に入れたキャリアプラン

また、これからのキャリアをどこで築いていきたいかという質問に、「現在の勤め先」と答えた男性が57.7%だったのに対し、女性は48.3%にとどまりました。女性は男性に比べると、同業他社や異業種への興味が高く、転職を視野に入れたキャリアプランを考えていることがうかがえます。

女性の方が積極的にキャリアプランを意識し、よりよいキャリアを実現したいと考えていることが分かった同調査。結婚や出産などによって働き方に影響が出る女性は、プランを柔軟に変更せざるを得ないという事情も関係していそうです。

【調査概要】
調査の方法:インターネット調査(日経BPコンサルティング調べ)
調査の対象:日本全国の20代〜60代の働いている人
有効回答数:男女2,782人
調査実施日:2016年5月

(渡邊晃子)