ダンナの育休問題! 将来、育児休暇を取ってもらいたい女性は〇%!

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父親が主夫として家庭に入ったり、男性の育児休暇というのもできたりと、男性が育児にかかわることが社会的にも認められてきた昨今。社会人女性のみなさんで、旦那さんに育児休暇を取ってもらいたいと考えている人はどれくらいいるのでしょうか。アンケートをとってみました。

Q.子どもができたら、旦那さんに、取れるのなら育児休暇を取ってもらいたい?

「取ってもらいたい」……45.2%
「取らなくてもいい」……54.8%

若干ではありますが「取らなくてもいい」が上回る結果に。それにはさまざまな理由があるようです。

<取ってもらいたい>

■2人で育てたい

・「一緒に子育てを頑張ってともに父、母として成長したいから」(29歳/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「小さいときは一番手がかかるから2人で育てられるなら子どもにとっても自分たちにとってもいいと思うから」(29歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「1人では不測の事態に対応しきれないかもしれないから、一緒にいてくれると安心する」(22歳/建設・土木/技術職)

2人の子どもであるのだから2人で育てていきたいという女性も多いよう。また不測の事態が起きたときの助けになってほしいという意見も。

■大変さをわかってほしい

・「一日子どもと向き合う生活を少しでも体験してほしい。そして育児の大変さとともに、子どもへの愛情を感じてほしい」(33歳/医薬品・化粧品/営業職)
・「子どもが小さいときが一番手がかかるし、親の愛情をたくさん注いであげられるときだと思うので。また、お父さんが大変ってことは自分も仕事して同調してあげられるので、お母さんって大変なのねってこともわかってほしいと思う」(31歳/情報・IT/営業職)
・「いい経験になると思う。職場での振る舞いにプラスになりそう」(29歳/その他/その他)

子育てや家事の大変さは実際やってみないとわかりません。旦那さんにも身をもって、その大変さを経験してほしいのだそうです。

■自分も働きたい

・「育児は2人の仕事だし、自分も仕事に戻りたいので」(32歳/学校・教育関連/技術職)
・「自分も働いているから、お互いの仕事の状況などをもとに相談してみたい」(28歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「一緒に協力して育児をしたい。また、自分が仕事をしたいということもあるので」(28歳/情報・IT/事務系専門職)

夫婦共働きの家庭も今では珍しくありません。出産しても今まで通り仕事は続けたいという女性も大多数いるようです。

<取らなくてもいい>

■理解が得難い

・「仕事を休みづらいのはよくわかっているから」(23歳/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「まわりの男性を見ると、休暇を取得している人が少ないから」(33歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「今の日本社会では男性が育休を取った場合、昇進や昇給に響くと思うので。育休を取って収入が下がるくらいなら、将来を考えると育休を取らない方がベターな気がするから」(24歳/建設・土木/事務系専門職)

制度ができ始めたとはいえ、男性の育児休暇はまだまだ一般的ではありません。立場が悪くなるなら、と考える人は多いようです。

■お金を稼いでほしい!

・「自分が稼げないときにしっかり稼いできてもらいたいから」(27歳/建設・土木/事務系専門職)
・「旦那には稼いでほしいから。お金がないと子育てはできない! 」(23歳/印刷・紙パルプ/事務系専門職)
・「お金を稼いできてほしいから。その代わり、会社が休みの日は子どもとたっぷり遊んでほしい」(30歳/生保・損保/技術職)

子どもを1人育てるためには家が一軒建つといわれるほど。旦那には子どものためにちょっとでも稼いでほしいというのは当然なのかも。

■こんな本音も……

・「多分、役に立たなさそうだから」(30歳/その他/その他)
・「職場の理解を得るのはなかなか難しいし、逆に家にいてもらうと面倒くさいような気がする」(31歳/金融・証券/事務系専門職)
・「育児休暇の間だけ良い父親ぶられても困る」(31歳/学校・教育関連/事務系専門職)

休暇など関係なく普段からきちんと父親として子育てに参加をしてほしいという意見も見られました。たしかにその通りですよね。

■まとめ

どうやら最近では男性が育児休暇を取得することを必須化する会社も増えてきているよう。それだけ父親の力を子育てに必要とする考え方も広がってきているようです。しかしまだまだ社会的に、特に上の世代に理解が得難いのも事実です。主夫や男性の育児休暇が一般化してくれることを願うばかりですね。

(ファナティック)

※画像はイメージです

※『マイナビウーマン』にて2016年11月にWebアンケート。有効回答数155件(22〜34歳の働く女性)