関東 日帰り 出会い旅 Vol.009 /自転車でめぐる、海沿いの自由な町へ(神奈川県茅ヶ崎市)【前編】

写真拡大



【毎週土曜 6:00 更新】
東京から90分以内の日帰り圏内。その円を広げてみると、そこにはとても豊かな自然や、新鮮な景色が広がっています。身近なようでまだ知らない「関東の田舎」で、地元を愛するみなさんと触れ合いながらの、楽しい週末旅はいかが? 今回はのんびりリズムが心地よい神奈川・茅ヶ崎へ。旅人は編集者/プランニングディレクターの磯木淳寛さん!



新宿駅から電車で約70分。東京や横浜のベッドタウンであり、週末になると都内からのサーファーがビーチに集う、マリンスポーツで有名な町。しかし、海だけでなく、実は里山も充実していることはあまり知られていない。自然に恵まれた自由な町の雰囲気が引力となり、個性的な人たちが多数住むエリア。



大好きな茅ヶ崎でサーフィンやランニング、ヨガをしながらゆっくりと毎日を楽しむひとりの娘のお母さん。また「文章を通して、社会にワクワクを生み出し、自分の人生を肯定できる人を増やす」ために、日々文章を書き続けているフリーライター。湘南地域のwebサイトでの執筆も手がけており、地域の人や情報に精通。

◆アートなアトリエ『ナスナスショッピ』

磯木:池田さんおはようございます!茅ヶ崎といえば海のイメージですけど、今日はどんな方にお会いできるのか楽しみです。

池田さん:はい、海ももちろん素敵なんですけど、茅ヶ崎は海だけじゃないってところを今日はご紹介したいと思ってます!茅ヶ崎はコンパクトな町なので自転車があるととっても便利なんです。さっそくレンタル自転車を借りましょうか。

(駅前から歩いて約3分)
池田さん:ここです。

磯木:え!?この塗料店?レンタル自転車のことは書いてなさそうだけど??

池田さん:茅ヶ崎では、商店会のお店が窓口になって自転車を貸していて、ここの塗料店もそのひとつです。レンタル自転車の看板はね…、あったほうがいいかもね(笑)

磯木:知る人ぞ知る感じが玄人っぽくてたまらないです。





キャプション:学生たちの行き交う路地を抜けた先にある『ナスナスショッピ』

(自転車で約10分弱)
池田さん:着きました。ここです!

磯木:『ナスナスショッピ』…?。不思議な佇まいがはっきりと伝わってきます。何屋さんなんだろう?

池田さん:まあ、入ってみてのお楽しみです。ナスさんこんにちはー!









ナスさんの世界観から飛び出した作品たちは、雑誌の広告などにも使われるそう。

ナスさん:ああ、池田さん、来ましたね。こんにちは。

磯木:昭和とメルヘンが入り混じった空間ですね。きれいな色の人形もあるし、ライトまで同じテイスト。そしてお店でかかっている音楽も雰囲気にぴったりで、絵本の世界に迷い込んでしまったようです。…あれ、これらって一見古いものを集めたのかと思いましたけど、もしかして手づくりですか?

ナスさん:はい、立体と絵と、今かかってる音楽もすべてオリジナルで制作したものです。

池田さん:ナスマサタカさんは全国各地のギャラリーで個展やアートイベントを行う造形作家さんで、長らく茅ヶ崎を拠点に活動しているんですよ。

ナスさん:茅ヶ崎は住みやすくてお気に入りです。このお店はパン屋さんのように、この場所で作ったものをここで直売するアトリエ兼ショップを作りたくて3年前にオープンしました。最近は近所の子どもや女性のお客さんもよく来てくれるようになりましたね。

磯木:これだけかわいい空間ですからねえ。ところで、これらの作品はなにでできてるんですか?透き通っていて色もきれいです。

ナスさん:ポリエステル樹脂という液体から作っています。陶芸用粘土で原型を作り、シリコン型を制作し、そのなかに樹脂を流し込んだものですね。

磯木:ちょっとした実験みたいで面白そうですね。

ナスさん:ものづくりって没頭できるし、やっぱり面白いですよ。こんなお店まで始めちゃいましたからね。簡単なものでよかったらすぐ作れますけど、やってみます?

磯木:やってみたいです!



◆チャームづくり体験にトライ!

ナスさん:ではチャームづくりをやってみましょうか。

磯木:チャームってなんですか?

池田さん:チャームっていうのはペンダントトップにする小さな飾りのことですよ。男性は耳慣れない言葉かもね(笑)

磯木:はじめて知りました。そんな日にチャーム作りまでできてしまうなんて幸せ者です。

ナスさん:はい、ではまず土台と中に入れるビーズを選んで、配置してみてください。

磯木:センスが問われますね。色とりどりにするべきか、それとも同一系統で揃えるべきか。

池田:かわいいビーズがたくさん。女の子や子どもが好きなのもわかるなあ。

ナスさん:配置が終わったら、樹脂を流し込んでください。10分くらい待って固まったら完成です。











磯木:なんだか我ながら意外と上手にできた気がします!

ナスさん&池田さん:いいと思います!

磯木:時間もかからないし、簡単。チャームづくりって『ナスナスショッピ』に来たらいつでもできるんですか?

ナスさん:はい、声をかけてもらえればいつでも予約なしで体験可能ですよ。【10/1配信の後編に続きます】



・ディスカバ チャリ太
茅ヶ崎市内10ヵ所以上の商店で貸し出し中/1回300円

・ナスナスショッピ
茅ヶ崎市南湖4-3-26
ビーズ封入チャーム、イラストバッジ、コースター製作体験は随時受付中。
営業時間:金土10時〜18時



食と地域を耕す編集者/プランニングディレクター

自然と共生する価値観と地域の可能性をテーマに雑誌媒体などに取材・執筆・企画。2013年から現場に身を投じるべく、海と里山のある千葉県いすみ市に在住。地域の営みを観察し未来をつくる書き手を増やすための合宿型ライター・イン・レジデンス「ローカルライト-地域の物語を編む4日間」を主宰し、全国で開催。石巻復興まちづくり情報交流館コンテンツ編集デスク。季刊自然栽培「見えないものを見る」連載中。近刊予定として『房総いすみ〜地方で実現する生き方としての小商い(仮題)』(2016年初秋発刊予定)。