探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情をご紹介。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細について、多くは語られないものです。気になるその詳細を美人探偵・山村佳子がその事件簿から解説します! 

浮気がバレた後の夫婦関係、浮気調査のポイントはどこかまで紹介します。

今回の依頼者は宇佐美花代さん(34歳・仮名)。彼女はデザイン事務所の契約社員をしています。アメリカのロックバンドのロックTシャツにダメージジーンズを合わせ、靴はイギリスブランドのブーツ。スリムな体型と凄みある目線がカッコいい女性です。手足は細いのに、胸はポンと出ていて、“この人はモテる”と直感しました。彼女の持っている自由な雰囲気も魅力的でしたが、正直、“なぜここに相談に来ているの?”というのが第一印象。探偵になって10年以上になりますが、初めてお会いするタイプの女性です。

というのも、私達に調査を依頼するのは、“常識や世間体を重んじるタイプ”の人が多いからです。そういう人は、自由な雰囲気をまとっていませんし、それは服装にも表れています。女性ならレースやフリルなどを使った女性らしいファッションを、男性なら男性らしいブルーや黒の服を選んでいます。まずは、お話を伺うことにしました。

「結婚して6年になる夫が、明らかに浮気しています。夫は50歳でそこそこ有名な商社に勤務していて、バツイチなんです。前の結婚は、奥さんの束縛が激しかったみたいで、結婚5年で離婚。ほとんど会っていないけれど、高校生になる娘がいます。彼女には養育費として毎月7万円を支払っているみたいです。

私とは共通の友人が経営するライブハウスで知り合って、向うからの猛アプローチで付き合うことになって、6年前に結婚しました。ホントにきちんとしていて、バツイチだけあって優しい人なのですが、彼はきちんとしすぎているというか。ぶっちゃけ、すごく嫉妬深くて、私のことを束縛するのがホントに気に入らないんです」

妻が許せない束縛の内容とは?

束縛の内容を伺うと、旦那様は花代さんの帰宅時間を聞いたり、食事は家で食べるのかどうか、休日に誰とどこに遊びに行くのかを聞く程度。

「でもそれは私にとっては激しく苦痛で……。いちいち管理されているのが嫌なんですよね。でも夫婦だし、ダンナが買った恵比寿の高級マンションに住んでいるし、まあそのくらいはいいかな思っていたのですが、最近は彼の行動が怪しすぎる感じなんですよね。もともと忙しい人なのですが、行先を言わずに外泊したり、出張が続いたりして、絶対に何かある。私は自分からダンナの予定を知りたいとは思いませんが、“私に聞くんだったらアンタも報告しろよ”ってタイプ。こっちも意地になってどこに行って何をしているのかを問いただしていたら、私がいる間は家に帰って来なくなったんですよ」

妻に後ろめたいことをしている男性が、自宅に帰って来なくなるケースは少なくありません。

「もともと私は他人の行動を気にするタイプじゃなかったんですが、ダンナのせいで人を疑ったりするようになってしまい……ムダなエネルギーを使うようになって、本気でムカついています。ここで証拠を押さえてもらえれば、私に有利な離婚ができそうだと思って、山村さんに調査をお願いしたいのです」

花代さんの離婚の条件は、かなり強気かつ豪快。

「まず、彼は好きになったら一直線というタイプなので、恋愛をしているなら私との離婚を考えているはず。だから、明らかにダンナが悪いという証拠がほしいんです。条件としては今住んでいるマンションをもらい、貯金の半額をもらい、子供もいないから慰謝料代わりに毎月7万円を彼が死ぬまで支払うこと。彼の年収は私の5倍の1500万円もあるから、絶対に大丈夫なはず。そのくらいはきっととやりますよ。離婚をしたくないと言ってきたら、それはその時に考えます」

花代さんに、浮気相手の心当たりがないかどうかを聞いてみました。

「彼は基本的に仕事にしか興味がないので、浮気をしているなら職場の人でしょう。半年くらい前から、その予兆がありました。深夜に帰って来ることが増えたし、帰宅後にすぐシャワーを浴びるようになったし、ケータイを隠すようになりました。休日によくはいているデニムパンツから、ウチとは方向が全然違う、東京都江東区森下のコンビニのレシートが入っていて、明らかに2人分のお酒やおつまみを買っている。彼の仕事の状況を考えると、金曜日に相手の女性と会っているはず。そこから調査をお願いします」

実年齢は50歳だが、見た目は40代前半。カッコイイビジネスマンがホレた女の正体とは?

※本連載の内容はプライバシー保護の観点から、体験内容を変えない程度に一部書き変えております。

50歳のエリートビジネスマンの夫は、どんな女性と浮気をしていたのか?〜その2〜へ続きます。

■プロフィール

 山村佳子

夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定 メンタル心理アドバイザー JADP認定 夫婦カウンセラー。神奈川県出身。フェリス女学院大学卒業。大学在学中に、憧れの気持ちから探偵社でアルバイトを始め、調査のイロハを学ぶ。大学卒業後、10年間化粧品メーカーに勤務し、法人営業を担当。
地元横浜での調査会社設立に向け、5年間の探偵修業ののち、2013年、リッツ横浜探偵社設立。依頼者様の心に寄り添うカウンセリングと、浮気調査での一歩踏み込んだ証拠撮影で、夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績3,000件を突破。リッツ横浜探偵社 http://www.ritztantei.com/