こんにちは。PR会社に勤務しているまゆ子、36歳独身です。

婚活始めて6年、連絡を取り合った男性は100人以上。お見合い相手もすでに70人を超えてしまいました(涙)。街を歩けばカップルばかりなのに、どうして自分にはできないのか、誰か理由を教えて〜(切実)!

今回は34歳の時に出会った51人目のお見合い体験談。当時私はけっこう自暴自棄になっていました。50人もお見合いをしてたった1人に出会えていない自分の魅力のなさに、そこそこがっかりしていたのです。

以前もお話しましたが、34歳にもなると、相手からの申し込みがほとんどなくなり、自分から申し込んでも7割以上の確率で断られる。しかも申し込むまでかなり悩んで「まあこの人ならとりあえず会ってみてもいいな」程度の人からお断りされる。とても反感を買いそうな言い方ですが……「正直、なんでこの程度の人にも断られるの?」と思ってしまい、自分の魅力のなさに改めてへこむのです。

私に合う男性は本当にいるのでしょうか……?
どこにいるのでしょうか……?

そんなボロボロの精神状態の時にお見合いOKのお返事がきた51人目のお相手Tさん。彼は容姿がかなりいい感じ。でも「派遣社員」という点が気になってしまいました。ご両親もすでにお仕事を引退しているようで今は無職。「ひとりっこ」というところもやや引っかかりました。でも趣味は「旅行」と「カメラ」でなんだかいい感じ。特にカメラは仕事の合間に学校に通うほど熱中しているのだそう。集中できる趣味がある事はいいことだと思っていたので、その点は好印象でした。

お見合い申し込み後のお返事も比較的早く、申し込みの翌日にはOKをもらいました。それだけでもちょっとうれしく、今回こそイケるかも!? と期待しちゃったのです。同年代というところもポイントでした。

さてお見合い当日。今回は彼がカメラの学校があるというので、その近所である新宿のホテルのラウンジで会うことに。

「はじめまして。まゆ子さんですね! 私、Tと申します。わざわざ新宿まで来てもらっちゃってすみません……」

彼はカメラバッグとおそらく学校で使う荷物と思われる大きな荷物を抱えて現れました。その様子はまるで取材に訪れたメディアの人のよう。最初に場所について謝ってくれたり、お店でも荷物が他の人のじゃまにならないように気にかけていたり、なかなか気遣いができる印象でした。

「はじめまして。まゆ子です。申し込みを引き受けていただきありがとうございます。カメラの荷物ってスゴイ多いんですね! 大変そう。それに社会人になって学校に通うなんて偉いですね!! 私なんてもう勉強はしたくないな〜と思ってしまいます(笑)……」

彼は本当にカメラにハマっていて、今の仕事は生活のため。本気でカメラマンになることを夢見て、写真を最優先しているのだとか。カメラ学校に通ったり、撮影旅行に行くこともあるため、仕事は派遣社員のスタイルがべスト。そして夢についていろいろ語ってくれました。

その夢を聞いて、35歳なのにこんなに夢を追っていて大丈夫か!? という不安が頭をよぎりましたが、とりあえずそこには触れず。とにかくそれほどハマれる趣味があることを尊敬しようと思いました。

「コレ、今回の課題の写真なんです。見てみます?」

湖は素敵だけど、技術的には感動する写真ではないかも……。

その写真は、どこかの湖で撮られた風景写真でした。

「あら、湖だ〜素敵! 場所はどこなんですか?」

「北海道にある摩周湖なんです。湖の写真が課題になって、どうせなら他の人と違った写真が撮りたくてわざわざ北海道まで行ってきたんです……」

まさかそこまでして課題を仕上げるなんて! 正直、景色は素敵でしたが、ただ撮られた写真で、これなら私も撮れそう!? というレベル。関東で撮ったといってもわからないくらいでした(笑)。でも一生懸命がんばる姿勢はやっぱり尊敬!

「カメラ学校の課題で、北海道まで行くなんて! スゴイ熱心ですね。みんなそこまで遠出しているんですか!? 仕事の合間を縫って課題をして、本当に忙しそう……」

「貧乏暇なしです(笑)。正直今はカメラの学校と課題のために働いている感じ。カメラに目覚めたのが30歳を過ぎてからなので、ちょっと遅いんですけどね〜。将来は雑誌の表紙を飾れるくらいのカメラマンになりたくて。いま猛勉強中なのですが、けっこう難しいですね〜、写真の世界って!」

と語る彼の姿はまるで夢見る少年のよう。ちょっと遅すぎじゃない!? というのが私の正直な意見。そんな不安定な生活をしていながら結婚をしたいと思っているところも謎でした。今はカメラに専念して婚活は少し待った方がいいのでは!? と思ったり……そんな複雑な私の表情が伝わったのか、彼は自論を語り始めました。

「今はカメラが第一なんですけどね、親も引退してそろそろ自分も身を固めないといけないかな〜と思って婚活を始めたんです。カメラは正直お金がかかるんですけどね、でも借金とかはしていないし、結婚をしたら、もちろん仕事優先で稼ぐつもりですよ。今も実家への仕送りをしているし、きちんと締めるところ締めているので……」

確かに無駄遣いはしなさそうな雰囲気でした。熱心に夢を追うことは大切。この年齢になると、夢なんてないし、お金のためにただ働いている私より充実した生活を送っているのかもな〜とも思いました。

カメラの話やお互いの仕事の話をしているうちに1時間は終了。彼はそそくさとカメラ学校に行ってしまいました。

なんだろう、なんだかとっても若い子とお見合いしたみたいな感覚。彼の人柄は悪くないし、夢を追う姿勢とかは尊敬できるのですが、なぜか「すぐに次のデートもぜひ!」という気持ちにはなれませんでした。

とはいえ、ここで貴重な機会を無駄にするわけにはいきません。本当に無理! という人でない限り、私は2回目のデートに行こうと決めていたので、2回目のデートの申し込みをすることにしたのです。

でもデート後すぐにお返事をするのは辞めておきました。すごく乗り気ではなかったし、相手の出方も見たかったので……でも翌日になっても彼からの返事は来ず。軽くへこんだ私。仕方なく自分からデート申し込みをすることにしました。

申し込みをすると、またしても彼からすぐにOKの返事がきました。「彼はお返事が遅い人なのかな!?」「それともどこか撮影に行っていたとか!?」……いろいろ考えながらも、とりあえず2回目があることに安心して、次のデートの約束をしました。2回目のデートも彼の撮影会に合わせて吉祥寺にあるカフェになりました。

「また場所の都合をつけてもらってすみません。今日はこの後井の頭公園で撮影会がありまして……。午後から教室なので、ついでにランチをしちゃってもいいですか?」

11時に待ち合わせをしたんだからランチでしょ〜と思いながら「もちろん」と返事をして、ランチメニューを見ていると、彼が突然顔を近づけてきて……。

「このカフェ、ちょっと高めですね。実はオレ、今日月謝を払う日でお金をそんなに持って来ていなくて。1,500円はあるんで、もし足りなかったらお借りしてもいいですか?」

私はまさか2回目のデートで、所持金が1,500円という事実にびっくり。1,500円でランチなんて中学生か!? お見合いでは2回目のデートまでは男性がお支払いしてくれることが多かったのでそこでも驚き……。この人、まさかカフェに来たことがないのか!? そのお金じゃ、ドリンク代2人分もギリギリだけど……とはいえ、ここで「では帰ります」とは言えるわけもなく……。

「あ、はい、大丈夫です。ではもし足りなかったらお貸ししますね」と答えると、彼は安心したようで、注文を始めました。私はまだ注文を決めていなかったのですが、彼は早々とお店の人を呼ぶと……。

「じゃあ、このペアセットを1つ。パスタは○○で、ピザは○○で……。ドリンクは私はアイスティー、彼女は……あ、まゆ子さんは何がいいですか?」

私に意見も聞かずに勝手に注文を始めたのです。聞いてくれたのはドリンクのみ。

唖然……続きはその2へ。

■プロフィール

 まゆ子

PR会社に勤務しているまゆ子、36歳独身。
見た目は目鼻立ちくっきりの美人で北川景子似。(良く言えば)
神奈川県にある私立女子高校を卒業後、都内の有名女子大を卒業。
婚活歴6年。出会った男性は100人以上!
ちなみに趣味は最近始めたヨガ。特技はピアノと人間観察。
ファッションは大人かわいい系。メイクはナチュラル。ヘアスタイルはボブ。身長は155僉

<男性のタイプ>
男性のタイプは、そこそこの大学を出て、そこそこの一般的な企業に勤めていればOK。
年齢は40歳以下の未婚を希望。オシャレに越したことはないけど、普通のセンスならいいかな。
理想を言えば、相手に尊敬する部分があり、自分をリードしてくれる人。身長は170儖幣紊蚤世辰討覆た諭