結婚式&披露宴で恥をかかないために、覚えておきたいNGマナー

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だんだん暖かくなってくるこれからの季節は、結婚式や披露宴が多く、お呼ばれされる機会も増えるはず。華やかな場に参加するのはワクワクするけれど、マナーに関する知識があいまい…という女子もいるのでは?

そこで、結婚式や披露宴でやってしまいがちなNGマナーを、マナーデザイナーの岩下宣子さんに教えてもらった。
◆NG1 自分のペースで食事を食べる

披露宴では、フルコースで料理が運ばれてくることが多いけれど、テーブルごとにタイミングをはかって次の料理が運ばれる。そのため、ひとりだけ早かったり、遅かったりすると迷惑をかけてしまうことに。できるだけ、周囲のペースに合わせて食べよう。ただし、食べ始めるのは、テーブル全員の料理が出揃い、目上の人が食べ始めてから、ということを忘れずに。

◆NG2 パーティバッグをテーブルに置く

席を立ったときに、うっかりパーティバッグをテーブルの上に置いてしまっていない? バッグは化粧室に持っていくものなので、テーブルの上に置くのは失礼にあたる。イスの背もたれやひざの上に置くようにしよう。また、カメラも同じ理由からテーブルには置かず、ひざの上にのせるか、バッグの中にしまっておいて。

◆NG3 知り合いや友達としか会話をしない

披露宴会場では、親しい友人同士で固まってしまいがち。せめて、同じテーブルになった招待客には、あいさつや自己紹介をするようにして。自分から声を掛け、和やかな雰囲気作りを心掛けるようにしよう。

◆NG4 終了後に名札や座席表やメニュー表を置いて帰る

名札や座席表、メニュー表などをテーブルに置いていく人がいるけれど、これらは、招待客それぞれのために用意されたもので、新郎新婦の想いが込められたもの。なので、おいていくのはマナー違反に。きちんと持ち帰って。

新郎新婦にとっては、一生に一度の晴れ舞台。結婚式&披露宴の雰囲気を壊さないように、マナー違反に気を付けよう。

岩下宣子
マナーデザイナー。現代礼法研究所主宰。共立女子短期大学卒業。全日本作法会の内田宗輝氏、小笠原流の小笠原清信氏のもとでマナーを学ぶ。1985年、現代礼法研究所を設立、主宰となる。マナーデザイナーとして、多数の企業や団体でマナー講座、指導、研修、講演などを行う。著書は『きちんと知っておきたい 大人の冠婚葬祭マナー新事典』(朝日新聞出版)、『図解 マナー以前の社会人常識』(講談社+α文庫)、『図解 社会人の基本 マナー大全』(講談社の実用BOOK)ほか多数。