家の中に不要なものを増やさない、覚えておきたい4か条

写真拡大

ものを持たない暮らしをすると、家も心の中もすっきりするのはわかっているけれど、片付けに関する本や雑誌を読んでも、実践できない…。そんな悩みを抱える女子のために、シンプル生活を提唱する金子由紀子さんにアドバイスをお願いした。

「思い切ってものを捨てたり、買わないように心掛けるだけでは、実は持たない暮らしは継続できません。さらに次の4カ条をプラスして実践すると、すっきりした状態をずっとキープすることができますよ」(同)
◆消耗品をストックしない

はみがき粉や洗剤、掃除用具などは、同じものを2つも3つもストックしているなんて人も多いはず。でも、使い終わるよりもストックを買う方が早くて増える一方、なんてことになっているのでは?

「ストックを使いきるまで次は買わないと心に決めましょう。もし、どうしてもストックがないと心配という人はストックはひとつまでと決めて、それ以上は増やさないようにして」(同)

◆「ものを借りる」という選択肢を持つ

たまにしか使わないものなら、借りるほうが賢い場合も。例えば、結婚式に主席するために身につけるドレス。めったに使わないのに大きな出費がかかる上、いつも同じものを着るわけにはいかない…。登山やキャンプに誘われたけど、必要なアイテムを持っていない。でも、買っても今後またやるかどうかわからない。そんな場合は、便利なレンタルサービスを利用して。

◆無料だから、でもらわない

ホテルに泊まったときのアメニティや雑誌のおまけなど、使わないまま収納スペースを占領していない? 使わないものは処分を考えて。「いつか使うかもしれない」という希望的観測は一切捨てて、もらわないクセをつけるようにして。

「また、レジ袋もたまれば収納場所をとりますし、見栄えがよいものでもありません。エコバッグを持ち歩く習慣を付けて、お店で袋をもらわないようにしましょう」(同)

◆どうしても必要なのか改めて考える

ワードローブや雑貨などを買うときには、「それがないと絶対困るのか?」と考え直すようにしてみて。例えば、バーゲン会場に行って洋服が欲しくなったら実践しよう。一旦その場を離れると、「同じような色のコートを持っている」や「安くなっているから惹かれるけど、そこまで気に入ってない」など、冷静に考えられるはず。

「落ち着いて考えたけれども必要と思ったものは、本当に必要なものなので迷わず手にいれて」(同)

この4か条を意識するだけで、家に不要なものが増えるのを防ぐことができる。今年のうちから実践しはじめれば、来年になる頃には身に付くはず!

金子由紀子
“シンプルで質の高い暮らし”を軸に、幅広い執筆を行っている。二児の母親、主婦としてていねいに毎日を送りながら、ロングセラーとなる著書を数多く刊行。総合情報サイトAllAbout「シンプルライフ」のガイドとしても活躍中。