――完成作を観て、蓮と麻由香(佐藤ありさ)、仁菜子と安堂(山田裕貴)に嫉妬してしまったシーンはありましたか?

有村:蓮と麻由香は付き合っているので自然に手をつないだりとか隣に蓮君がいるっていうだけで羨ましかったです。レストランのシーンも彼氏彼女のやりとりを見てるのがちょっと辛かったです。やっぱり仁菜子として見ちゃう部分があるので焼きもちやいちゃいましたね(笑)。

福士:結構、安堂と仁菜子の2人のシーンはいいシーンが多いんです。“両手の壁ドン”とかもいいなと思いました(笑)。嫉妬という意味では、「靴ひもほどけた」「ローファーじゃん!」と言いながら2人で走り去っていく一連のシーンは青春でいいなぁと思いました(笑)。

――ちなみに、有村さんにとって蓮は理想の男性像にあてはまりますか?

有村:もうちょっと思っていることを聞けたらいいなとは思うけど、本当に飾ってない感じは理想です。あと、「知りたい」って思わせてくれる所はいいですよね。

S__6685023――では、ご自身が描く理想の男性像、女性像ってありますか?

福士:僕は「強い男」です。肉体的にも精神的にも強い男。「守らなければならない」と僕は強く思っているんです。家族だったり、いつか奥さんになる人だったり、子供ができたりしたら、いろいろなことを守れる強さを持った人になりたいです。

有村:私は、内面も外見も健康的でやわらかい女性が理想です。かっこいい女性ももちろん素敵ですけど、親近感をもてるような女性が自分も話かけやすいので。人見知りする方なんですけど、なるべくその壁をはらないようにしたいと思っています。


「まっすぐ人を思うことって悪いことじゃないんだなって」


――「ストロボ・エッジ」を撮り終えて、どんな思いを感じましたか?

有村:まっすぐ人を思うことって悪いことじゃないんだなって思いました。人を好きになるってことは、その人のことを他にも思っている人もいたりするわけで……。まわりのことも考えないといけないとも思うけど、自分のことを大切にできることは相手のことも大切にできるということだと思いました。



福士:「好き」になるっていいなと思いました。切ないんだけど心が充実するというか。やっぱり人が生きて行く中での恋愛の要素って大きいと思うんです。その気持ちを大切にすることの大切さを今回感じて、人を大切にしないといけないと思ったし、人をまっすぐ思わないといけないと感じました。
ほんと、恋はいいなと思います。


――おふたりとも本当に多忙ですが、仕事をする上でのモチベーションの保ち方ってありますか?

福士:あまり忙しいとは考えていないです。単純に今やらせていただいていることが楽しいです。忙しいから大変というのではなくて、「忙しいから人に会える、いろんな経験をつめる」と思っています。僕は家に1人でいるほどつまらないものはないと思っていて。もちろん勉強とか自分の好きなことを高めている時は別ですけれど、何もしていないよりは、今みたいに人と話してる時間の方が充実していると感じています。

有村:私もあんまり忙しいとは考えていないですね。なんか……私、バカなだけなのかもしれないですけど(笑)、そもそも“忙しい”の基準がわからないんですよね。「楽しい」という気持ちの方が大きいんです。


二人のHappyの源になっているものは・・・


――最後に、「Peachy」とは「ゴキゲン」という意味の英語のスラングなんですが、今、おふたりのゴキゲン・Happyの源になっているものはありますか?

福士:(かなり沈黙)う〜ん、なんでしょう。
ほとんど英語の勉強をしているので英語でしょうか。常に仕事、英語、格闘技、寝る!しかしてないです(笑)。英語は寝る前に、格闘技は時間がある時に2時間位、それもお風呂に入る前にしています。

有村:ネットショッピングでお洋服をよく見ていて、その流れでよく買ってしまいます。たまにサイズが合わないこととかありますけど(笑)、この前はデニムを買いました。でもその服を着て行くのが最近は現場ですね(笑)。それと、今親友と一緒に長崎に行こうと計画を立てています。日本各地に行ってみようという目標があって。
長崎はハウステンボスに行ってチューリップ畑が見たいんです。
4月から5月が見頃らしいので、その間に行けたらいいなぁと思っています。


映画「ストロボ・エッジ」は、3月14日(土)全国ロードショー!
「ストロボ・エッジ」公式サイト:http://www.strobe-movie.com/

撮影:椿孝
取材・文:木村友美

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