カルチャーミックスとレイヤードで再定義するドリスヴァンノッテンの仕立てルール【15-16AWメンズ】
1月23日、15区にあるパリ交通公団(RATP)の整備所でショーを開催したドリス ヴァン ノッテン(Dries Van Noten)。
ミリタリー、イブニング、エスニックなど、様々なエレメントをミックスさせながら、メンズの仕立服をレイヤードスタイルで多面的に見せたコレクションを披露した。
ドレスアップとドレスダウン両面を兼ね備えたアイテムが多く見られ、BGMはシンガーソングライター、DM・スティス(Dm Stith)によるザ・ロネッツ(The Ronettes)『Be My Baby』のカバー。
反射板のようなストライプをあしらったコートや、モワレ織りのリボンを縫い付けたブルゾンはワークウエアをイメージさせ、ミリタリー風のショーツやキルトをコーディネートして独自のスタイリングを提案。グログランのベルトで締めることの出来るリバーシブルコートは、キルトサテンがエスニックな雰囲気を漂わせる。
サイケデリックなプリントや、中国のミャオ族のモチーフから着想を得たジオメトリックな刺繍によってエスニックテイストは更に増し、タータンチェックのキルトスカートなども相まってコレクション全体にカルチャーミックスの豊潤さを強く感じさせた。