お金がなくても美女をナンパできる激安バーに潜入してきた!




銀座に佇む一見なんの変哲もないバー。銀座の中心地と新橋寄りに2店舗あるそこが、ナンパスポットとして最近アツいらしい……。というウワサを聞きつけ、40代にして未だ独身、しかも彼女なしの筆者は、居ても立っても居られなくなり、すぐさま店のドアを開けた。このときは半信半疑だったのが、ウワサは本当だったのだ!



■いたって真面目な客層だが、ナンパに成功!



ナンパが簡単に成立するという響きから、金目当てのギャルや下心満載のチャラ男が多いのかと思いきや、店内は清楚なOL風女性と、一般的なサラリーマン男性が多数。



しかもこんな筆者でさえ、2時間後にはウワサ通り、カワイコちゃんのメアドをゲットすることに成功したのだ。



「こりゃすごい!」と感激すると同時に、どうしてこんなに簡単にナンパができるのか不思議になった。



後日、食に絡めた恋愛コラムでこの店を取り上げたことがあるという料理研究家のオガワチエコ氏を連れて行き、なぜこのような現象が起きるのか尋ねてみた。







取材中、筆者に5杯も奢らせた料理研究家、オガワチエコ氏



■たったの300円でナンパのハードルを下げることが可能に



「この店の料金形態と立ち飲み形式の飲食スタイルが、ナンパに結びつく大きな要因だと思います。ドリンクが一杯300円のチケット制となると、飲むたびにチケットを買いに行くのは面倒なため、多くの人がまとめて10枚くらい購入することになります。



それでもたったの3,000円で済む話。懐がさみしい新社会人やお父さんたちでも気軽に一杯どうぞと女性にお酒をおごることができるんです。しかも、席など決まっていないスタンディング形式なので、店内の行き来は自由。グラスが空いている女性を見つけやすく、あちこち移動して複数の女子にお酒をおごりながら会話を楽しめたりもします。



もちろん、彼女たちにも拒否権があるので、けっこうですと断られてしまうことはあるでしょう。しかし、道端で唐突にメアド教えてと言われるのとは違って、お酒をおごってくれると言うのですから、ちょっとくらい話してみてもいいかなと思う女性も多いはずです」(オガワ氏)



続いて筆者は、来店は20回を超えるという派遣OLのMさんにナンパ……ではなく、銀座と新橋寄りの店舗の違いについてインタビューを行なった。







常連のMさん。新橋の大手金融関連企業で派遣社員として勤務している



■どちらのお店でも、一途すぎる男性は女性に嫌われる!?



「2つのお店は系列店なのですが、客層がちょっと違うんです。私の感覚からすると、銀座はスーツ系のサラリーマン男性が多くて、新橋寄りはマスコミ系とか、少しくだけた雰囲気の男性が目立ちます。女性もそれに合わせているのか、新橋よりの方が派手めな印象ですね。



どちらのナンパ成功率が高いかは人によって違うと思いますが、決まって言えるのは、ひとりの女性に長時間執着する男性はウザがられるということですね。女性の方もここに来るからには、いろいろな男性と会話をして交流を深めたいと思っているパターンが多いです。ネットショップを経営する私の友人も、ここで出会うたくさんの人と情報交換をして仕事に役立てているので、一途すぎる男性はちょっと遠慮したいと言っていました。



1杯か2杯おごったあたりでメアドを聞いたら、ほかに移動するか、男性同士で会話するのがスマートで、モテると思いますよ」(Mさん)



ビジネスの情報交換の場として利用するという手もあるこのバー、こちらもなかなか興味深い。というか、彼女持ち男性などにとっては「ナンパ目的なんかじゃない、情報交換だ!」という言い訳にも使えてとても勝手が良いのではないだろうか。ぜひ一度足を運んでみてほしい。



が、詳しい場所や店名等の詳細については大人の事情があるため、「ググってね」とだけ言っておこう。



取材協力:料理研究家・オガワチエコ



http://ameblo.jp/ogawa-chieco/



https://twitter.com/#!/ogawachieco



(OFFICE-SANGA 塚田牧夫)