私全部知ってるから


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幼いころから、母と二人で暮らしてきた高校3年生のはるか。仕事で忙しい母、たまに会えば必ず甘やかしてくれる父。両親は離婚しているのだろう――それでもはるかは、自分が「愛されて育った一人娘」だと信じて疑いませんでした。

そんなある日、父は何気ない会話の途中で「お前には姉がいる」とはるかに告げます。大学受験を控えた17歳のはるかには、到底受け止めきれないほどの衝撃。それからというもの、はるかの日常は大きく揺らいでしまい…。

自分の生い立ちと親の罪に向き合う思春期の心を描いたセミフィクション『不倫の子だなんて知りたくなかった』をお送りします。

※本記事はURON著の書籍『不倫の子だなんて知りたくなかった』から一部抜粋・編集しました。

登場人物


■嘘

塾サボって男と遊んでるってどういうこと!?


今日だけです…


男に足引っぱられて情けなくないの?


一緒にしないでくれる?


何その口の利き方!?


ライバルは今皆勉強してんの!!


私この前全部聞いたからね?


私は不倫してできちゃった子なんでしょ?


気持ち悪いのはどっちだよ…


あの人はいつもデタラメを…


私全部知ってるから


なんではるかが知ってるの…!?


何考えてんのあの人!?


これで勉強に支障が出たら…


別に大丈夫だろ…


しらばっくれようとしてた…


信じらんない…


あんたは育ててないくせに!!


著=URON/『不倫の子だなんて知りたくなかった』