性的人身売買や性的虐待などで告訴されているディディことショーン・コムズ。子どもたちが父の無実を信じていると表明した。

現地時間10月22日(火)にディディの7人の子どものうち6人が声明を合同で発表。33歳の長男クインシーと30歳の次男ジャスティン、26歳の三男クリスチャン、18歳の長女チャンス、17歳の双子の娘デライラとジェシーが「父を支持している」と表明した。ちなみに末っ子のラブ・ショーンはまだ2歳のため、声明に名前は連ねていない。6人は「この1か月で私たち家族は打ちのめされました。多くの人がSNS上で不条理に渦巻いている非難、陰謀論、誤った物語に基づいて父と私たちの両方を裁きました。私たちは団結し、父の一歩一歩をサポートします。真実は必ず勝つと信じています。家族の強さは誰にも壊せません。パパ、あなたがいないのが寂しい。愛しています」。

そんな中、追い討ちをかけるように新たな疑惑が浮上している。声明が発表された日に新聞「ニューヨークポスト」が、ディディから性的暴行を受けたという男性の訴状を入手した。報道によると事件は2022年、ディディが開催したウォッカのローンチパーティーで起きた。ディディはこの男性を自分のオフィスに招き入れると、自分の服を脱ぎ性器を露出させたという。「ディディは男性に近づき、服の上から彼の性器をつかむと乱暴で性的なやり方で触った」と訴状には描かれている。「男性はショックで混乱し」「奇妙で不適切な性的接触にどう反応したらいいのかわからなかった」と主張している。これまでにコムズが未成年や子どもに性的暴行を働いていた疑惑が浮上しているが、この男性はすでに成人で、高級車とジュエリーのレンタル業を営んでいた。

訴状によるとそのときオフィスに「あるプロスポーツ選手」が入ってきてディディの暴行を制止、男性を助けた。男性はすぐに部屋から抜け出し、パーティー会場を後にした。男性によるとディディは彼のクライアントで「音楽界やエンタメ界の有名人が来る」と言われてパーティーに出席したと主張している。男性は会場で、その有名人たちとコムズがソファでくつろぐ写真も撮影。それを訴状と一緒に提出しているが、同紙によると有名人の顔は編集され正体がわからないようになっている。日々ディディに対する告発が増えていく中、アメリカマスコミの追及もヒートアップしている。