彼のスマホでゲームしてたら「男の子だったよ」とLINEが…やりとりを遡ってわかった“驚愕の事実”
 パートナーと同じ趣味を楽しんでいる人は多いのではないでしょうか。

 カオリさん(仮名・35歳)も、パートナーと一緒にスマホゲームにハマっていましたが、それがきっかけで思わぬ事実を知ることになりました。

◆マッチングアプリで同じ趣味の男性と出会う

 カオリさんは、付き合って5カ月になる、マッチングアプリで知り合ったマサトさん(仮名・33歳)というパートナーがいました。

 もともと映画やマンガ、ゲームなどのインドアな趣味が多いカオリさんとマサトさんは、どちらかの家で一緒に映画を観たりゲームをしたりするデートが多かったそうです。

「マッチングアプリでは同じ趣味を持つ同年代の人を探していたので、マサトとのデートは理想通りでした。お互い一人暮らし歴が長くて自炊もしていたので、2人で趣味を楽しんでから一緒に料理をするのも楽しい時間だったんです」

◆一緒にモンストをプレイ

 そんな2人が一緒に没頭していたのが、スマホゲームの「モンスターストライク」。フレンドと一緒にプレイすることもできるため、2人はモンストでフレンドになって、協力プレイをすることも多かったのだとか。

 どちらかが料理を作ったりプレステでゲームをしたりしている間は、もう1人が2人分のスマホを使ってプレイすることもあったそうです。

 その日もカオリさんはマサトさんのスマホを借りてモンストをプレイしていたところ、マサトさんがマンガを読みながら寝落ちしてしまいました。

 すると、マサトさんのスマホにLINEの通知が鳴ったのです。

LINEの通知を恐る恐る見てみると……

 カオリさんはLINEを見る気はありませんでしたが、スマホ画面の上部にLINEの差出人名と内容が表示されました。

 そこには、女性の名前と「男の子だったよ」の文字が。

「最初は意味がわからなかったのですが、なんだか嫌な予感がしたんです。後ろめたさはありましたが、どうしても確かめたいと思ってLINEを開いてみました。

 すると、ちょうど同じタイミングでその女性からエコー写真が送られてきたんです。明らかに赤ちゃんのエコー写真だったので、男の子というのも赤ちゃんの性別だと思いました」

LINEの履歴で妊娠中のパートナーがいることが判明!

 ただ、最初は「もしかしたらマサトのお姉さんや妹からの連絡かもしれない」と思ったカオリさん。それを確かめようとLINEをさかのぼりましたが、やはりお姉さんや妹ではなく、マサトさんと交際していると思われる女性だったそうです。

LINEをさかのぼっていくと、『婚姻届の承認は誰にする?』という女性からの連絡に『○○さんがいいんじゃない?』とマサトが返していたり、女性が『あの結婚式場はマタニティでも着られるドレスがあるらしいよ!』という連絡にマサトが『じゃあ話を聞きに行ってみよう』と返信していたりするやり取りが残っていました。

 LINEのやり取りから、女性は妊娠していてマサトと結婚する予定で、結婚式も行うことがわかったんです」

◆気が動転したが、本人には言えず

 手が震えて心臓が破裂しそうになり、それ以上はLINEを見ることができなくなったカオリさん。震える手でマサトさんのスマホを枕元に置くと、ベッドから出てソファで一夜を過ごしました。

 しかし、一睡もできず朝を迎えたそうです。

 カオリさんは起床してきたマサトさんに怒りをぶつけようかと思いましたが、「スマホを見た自分が悪い」という気持ちになってしまい、マサトさんに何も言えなかったそう。マサトさんはそのまま仕事へと向かっていきました。

◆思い出を消すためにモンストのアカウントも削除

 カオリさんはショックのあまり、その日は仕事にも身が入りませんでした。

 しかし、それから日が経つにつれてマサトさんに対する怒りや悲しみなどが押し寄せ、もう付き合えないという気持ちになり、マサトさんからの連絡にも「体調が悪い」などと返して会わないようにしたそうです。

「最初はしつこく連絡してきましたが、2週間ほどすると連絡もしてこなくなりました。マサトも結婚を控えていたから、私と距離ができてきて好都合だったのかもしれません。

 あれから1年が経ちますが、もうマサトほど趣味の合う男性と出会えないかもしれないですね。唯一後悔しているのが、マサトとの思い出を消したくて、モンストのアカウントを消してしまったことです。課金もして、レベル上げたのになぁ」
<取材・文/nami イラスト/ズズズ@zzz_illust>

【nami】
3人の子をもつママライター