「中華風具だくさんとろみスープ」/レシピ考案:瀬尾幸子 撮影:木村拓

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立春目前とはいえ、まだまだ朝晩の冷え込みはしばらく続きますよね。こんな季節には、冷えた体を温めてくれるあったか〜いスープが恋しくなりますよね。そこで今回ご紹介するのは、帰宅後にさっと作れるとろとろのとろみスープ。片栗粉でとろみをつければ温かさを長くキープでき、体を内側からぽかぽかと温めてくれます。

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■中華風具だくさんとろみスープ

【材料・2人分】

カット野菜(もやし入り炒めもの用)…1袋(約200g)、豚こま切れ肉…50g、はるさめ…50g、とりガラスープの素…小さじ1、水溶き片栗粉(片栗粉…大さじ1と1/2、水…大さじ2)、ごま油、しょうゆ、塩、こしょう

【作り方】

1.豚肉は細切りにする。

2.鍋にごま油大さじ1を中火で熱し、カット野菜を入れ、全体がしんなりするまで約3分炒める。

3.豚肉を加えてさっと炒め、水4カップ、スープの素、しょうゆ小さじ2、塩小さじ1/3、こしょう少々、はるさめを加え、約3分煮る。

4.味をみて塩、こしょうで味をととのえ、水溶き片栗粉でとろみをつける。器に盛り、好みでラー油をかけても。

(1人分265kcal、塩分2.9g レシピ考案/瀬尾幸子 栄養計算/スタジオ食)

とろみを強めにつけた具だくさんのスープは食べごたえ満点! 野菜と豚肉は煮る前にさっと炒めてコクを出しましょう。後がけのラー油も体を温めてくれますよ。

とろみスープは他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。

■きのこのサンラータン

3種のきのこの旨みが溶け出した酸味のあるスープが絶品。鍋に水とスープの素を入れて煮立て、きのこを加えて煮たら、酢・しょうゆ・塩・こしょうで調味。仕上げに水溶き片栗粉でとろみをつけて、長ねぎを加えたらできあがりです。好みで粗びきこしょうをふってどうぞ。

■ブロッコリーのかきたまスープ

とろみのついたスープ(水・片栗粉・とりガラスープの素・塩・こしょう)に溶き卵を回し入れると、ふわふわの食感に。薄切りにしたブロッコリーは最後に加えて軽く煮ればOKです。器に盛ったらごま油をたらして、風味よく仕上げて。

■ささ身のとろみスープ

片栗粉は酒・塩とともにささ身にもみ込んでおき、煮立てたスープ(とりガラスープの素・水)で2分ほど煮れば、とろとろスープがもうできあがり。しょうゆとこしょうで調味し、ブロッコリースプラウトを加えて器に盛りましょう。とりのやさしい旨みとつるんとした食感がおいしい一杯です。

■ねぎとコーンのとろみスープ

手っ取り早く作るなら、コーン缶を使ったこちらの一品。コーン缶は缶汁ごと加えるのがポイントですよ。鍋にとりガラスープの素・水・塩・片栗粉を入れてよく混ぜ、長ねぎ・ホールコーン缶を加えて混ぜながら煮れば完成です。

片栗粉を入れてとろみをつけたスープは、対流が起きにくくなって水分の蒸発を防ぐため、冷めにくくなります。片栗粉の量は、スープ2人分で大さじ1くらいが目安。片栗粉の量を調節しながら、好みのとろみ具合を見つけてみてください。

文=齋藤久美子(栄養士)