2022年のトレンドグルメのひとつ「カヌレ」。ここ最近では、コンビニもカヌレ商品の開発に力を入れています。

11月中旬、関東圏のセブン-イレブンローソンファミリーマートのそれぞれの店舗で販売していたカヌレを食べ比べてみました。

ファミマはもっちりとしていて弾力がある

今回購入したのは以下の商品です。

セブン-イレブン「生食感ショコラカヌレ」(248円)

ローソン「濃密カヌレ」(160円)

ファミリーマート「カヌレ」(238円)

セブン-イレブンの「生食感ショコラカヌレ」の販売地域は東京都・神奈川県(公式サイトより)。ファミリーマートの「カヌレ」のみ、プライベートブランドの商品ではありません。

最初に食べたのは、見た目から"THE王道"なカヌレと予想するファミリーマートの「カヌレ」です。

3商品の中で、最も高さ(約5.2cm)と重さ(59g)があります。

外側は一見硬そうに見えますが、どちらかというとしっとり。中はもっちりとしていて弾力があります。洋酒が効いていて、ほどよい甘さがあります。

カリカリ感はあまりなかったものの、王道系のカヌレだと感じました。

ローソンはカリッと、セブンは個性的

続いて、ローソンの「濃密カヌレ」です。9月に発売され、発売から7日で200万個突破(約216万個販売)と人気の商品です。

ナイフを入れた時に、3つの中で最も外側の硬さを感じた商品です。

食べてみると、予想通り外側がカリッとしていて、中はもっちり。最も食感の対比が際立っていると感じました。

ふんわりとラム酒が香っていて、こちらもファミリーマート同様、王道系のカヌレです。

3商品の中では1番軽く(52g)、小ぶりな印象ですが、唯一の100円台と低価格で手に取りやすい点は魅力的です。

最後は、セブン-イレブンの「生食感ショコラカヌレ」です。

こちらは一転、個性的な装いです。ココア香るカヌレ生地に、カカオの風味豊かなチョコガナッシュを盛り付けています。カヌレというよりは、チョコスイーツという印象です。

ココア生地なので、ほかのカヌレと違って内側もダークブラウンです。トッピングのチョコレートがかなり甘め。内側のもっちり感は弱めで、なめらかさがあります。この独特の食感が"生食感"なのかと思います。

ちょっと変わったカヌレやチョコスイーツが食べたい人には嬉しい商品でしょう。

3商品を食べてみて、(1)ファミマトはボリューム感ともっちり感、(2)ローソンはカリもち食感の対比と低価格、(3)セブンはオリジナリティと甘みの強さが魅力的だと感じました。

ティーン世代の間で長くブーム

アイ・エヌ・ジー社によるティーン世代のトレンド調査では、「流行りの食べ物」としてカヌレが夏(5月)と秋(9月)の調査で1位にランクイン。

春(1月)の調査では6位にランクインしていて、ティーン世代の間で長くブームが続いていることがわかります。

(東京バーゲンマニア編集部 穂高茉莉)