【ジブリパーク】大人女子も絶対楽しい! 地元民がおすすめの回り方を伝授《前編》

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愛知県長久手市の愛・地球博記念公園(モリコロパーク)内に開園するジブリパーク。11月1日のオープンに先立ち行われた内覧会に、アラサー女子の筆者も参加してきました。子ども限定のエリアなどテーマパーク的な顔を持つジブリパークですが、結論から先に言ってしまうと、大人もめちゃくちゃ楽しめます!! そこで今回は、「大人向けの頑張らないジブリパークレポート」をご紹介します!

※一般のご来園者は撮影できないエリアがございます。

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■名古屋駅からの行き方は?

まずは、ジブリパークのある愛・地球博記念公園への行き方をご紹介。名古屋駅から地下鉄東山線で終点の「藤が丘駅」まで行ったら、愛知高速交通のリニモに乗り換え「愛・地球博記念公園駅」を目指します。乗り換えが面倒という方は、名古屋駅や中部国際空港から直通バスも運行しているのでチェックしてみてください。

最寄り駅を降りるとすぐ愛・地球博記念公園のゲートが見えます。

実は筆者、今は東京に住んでいますが、生粋の名古屋人。2005年の愛知万博の舞台となった愛・地球博記念公園の横に「ジブリパーク」の文字が見えるのは、感慨深いものがあります。

ちなみに、ゲートをくぐってすぐの場所にはジブリパークの開園に合わせてコンビニがオープンする予定ですが、駅前はあまりお店がないので、必要なものは名古屋駅や藤が丘駅で買っていくのがおすすめです。

ゲートをくぐり抜けると見えてきたのは、「エレベーター塔」。『天空の城ラピュタ』の世界のモデルとなった、19世紀末の空想科学世界をもとにデザインされています。

■開園に合わせて3つのエリアがオープン

11月1日にオープンするのは、「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」の3つのエリア。2023年秋には「もののけの里」、2024年3月には「魔女の谷」がオープン予定です。また、チケットはエリアごとに日時指定の予約制となっているのでご注意ください。

ちなみに公式サイトでは「ジブリパークには、大きなアトラクションや乗り物はありません。森や道をそのままに、自分の足で歩いて、風を感じながら、秘密を発見する場所です」とあります。アラサー女子のみなさん、ぜひスニーカーなど歩きやすい靴での入園をおすすめします(切実)。

また、「ジブリの大倉庫」「青春の丘」は駅側のゲートから徒歩でも行けますが、「どんどこ森」は徒歩20分くらい離れているので、無料の園内バスを利用することを強くおすすめします(歩いて後悔した筆者より)。

■ジブリ作品を存分に楽しめる「ジブリの大倉庫」

初めにメインのエリアとなる「ジブリの大倉庫」へ。元温水プールだったということもあり、見た目にジブリ感はありません。

倉庫と言うだけあって入り口も控えめだな〜と思っていたのですが……!

建物に入った瞬間、ガラッと雰囲気が変わったのです! 午前中なのに薄暗い室内に、ちょっと不気味に光った「いらっしゃいませ」の文字が。

階段で下へ降りて小道を抜けると、視界がぱっと明るくなりました!

「ジブリパークに来た〜!!」ここでやっと実感。「本当にこんなところにジブリパークが……?」と進んできてからの、「どど〜ん!」と現れる感じ。すでにジブリの世界にやられてる感じがして、とても良いです。

ここ「ジブリの大倉庫」は、公式が「ジブリの大博覧会」と称しているように、1つの巨大な施設の中に、映像展示室をはじめ3つの企画展示室、そしてショップやカフェなど、さまざまな角度から楽しめる”ジブリ”がぎゅっとつめこまれています。

■あの名シーンに入りこめる!? たくさんの作品を一気に楽しめる企画展示

まずは企画展示の1つ、「ジブリのなりきり名場面展」へ。

この展示はジブリ作品の登場人物になりきって、名場面の中に入りこめてしまう体験型の展示です。展示数は13作品14コーナー。ぜひどの作品のどんな場面か思い出しながら進んでみてください!

展示の最初に現れたのは、『千と千尋の神隠し』。カオナシと一緒に電車に乗った気分を味わえます。

『紅の豚』では、決闘シーンを再現。カーチスになりきってポルコに決闘を申しこむことができます。

『平成狸合戦ぽんぽこ』のタヌキたちの会議にお邪魔させてもらうことも。人間とバレないように気をつけて座ってくださいね……!

『天空の城ラピュタ』からは、名シーンが2つも登場! パズーになってシータを助けに行きましょう!

『もののけ姫』では、シシ神さまの首を返すシーンが。ぜひ大切な人と2人で力を合わせてお返ししましょう……。

想像以上に大きな展示だったのが、『崖の上のポニョ』。ポニョと一緒に波の上をかけ回ることができちゃいます。結構高い位置まで登れるので、お足元にはご注意を。

■ようこそ! 小人の世界へ

なりきり名場面展を出て階段で下へ進むと、そこには何やら大きなコンセントが……?

ここは『借りぐらしのアリエッティ』の世界を再現した「床下の家と小人の庭」。小人たちから人間の世界がどんな風に見えているのか体験することができます。

また、反対にアリエッティの暮らす“床下の家”の中は、私たちが小人になった気分に浸ることができます。

大きなかまぼこ板や、アリエッティの部屋も忠実に再現されていました。

アリエッティの家を出て人間の世界へと戻ってくると、ひっそりと佇むロボット兵が!!

『天空の城ラピュタ』に登場するロボット兵は、高さ約4メートルと大迫力。あれ、私またアリエッティサイズに小さくなった? と思うくらい、圧巻の大きさです。壁には紋章も施されています。

さらに奥へと進むと、「館長室」という文字が。窓から様子をのぞいてみると……。

湯婆婆がいました!! まわりには「頭(かしら)」の姿も。どうやら契約書を見ている様子。いろんな人の契約書が舞っていますが、中には「愛知県長久手」と書かれた契約書まで……!

おっと、どうやら中をのぞき過ぎてしまったようです。さすが湯婆婆、きちんとした監視体制を取っていますね。

ちなみに館長室を裏から見た時に発見したんですが、建物に無数の式神が張り付いているんです!! ただの通路でもふと見上げると大きな発見ができる、そんな来場者をわくわくさせる工夫がいろんなところに隠れているのもポイントです。

せっかく来たのだからと建物内を余すところなく見ていたら、こんな怪しい雰囲気の場所にたどり着いてしまいました……。

ここは懐かしい雰囲気の漂う「南街(みなみまち)」。赤ちょうちん系の居酒屋さんを思い起こすような街並みです。

反対側は書籍を取り扱う「熱風書店」、模型を集めた「大空模型」、「駄菓子 猫かぶり姫」が並び、実際に商品を購入することができます。

さて、今回は「ジブリの大倉庫」をご紹介してきましたが、なんと! その大倉庫さえ全て紹介しきれていません……! 見どころがいっぱいのジブリパーク、次回は残る2つの企画展示とジブリパーク内で食べられるフードをご紹介します!

■チケット情報

【ジブリの大倉庫】
平日:大人 2,000円 4歳〜小学生 1,000円
土・日・休:大人 2,500円 4歳〜小学生 1,250円

【青春の丘】
大人 1,000円 4歳〜小学生 500円

【どんどこ森】
大人 1,000円 4歳〜小学生 500円

公式ウェブサイト:https://ghibli-park.jp/

※チケットはエリアごとに日時指定の予約制です。
※購入場所はオンラインチケット販売サイト「Boo-Woo チケット」(ブーウーチケット)、全国のローソンやミニストップ店頭の「Loppi」(ロッピー)です。

(C)Studio Ghibli

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(取材・文:松岡紘子/マイナビウーマン編集部)