マイクロソフトのポータルサイト『MSN』が、次のようなタイトルをつけた記事を公開したとツイッターに投稿した。

「ウィリアム王子とキャサリン妃が別居。ケンブリッジ公爵夫人は子どもたちを連れて家を出た」

その後、この記事は『MSN』のウェブサイトからは削除されたものの、ツイッターの投稿はそのまま1日近く放置され、「ケンブリッジ公爵夫妻の関係に問題が起きている?」との噂が拡散することとなった。

ただ、実際にはキャサリン妃とウィリアム王子には何も起きていないもよう。つまり、誤ったニュースが発信されたことになる。

『コスモポリタン』によると、『MSN』が掲載したのは、フランスのニュースサイト『Oh My Mag』が公開した「キャサリン妃が3人の子どもたち、ジョージ王子とシャーロット王女、ルイ王子を連れて家を出た」とする記事の英訳。

『Oh My Mag』を運営するグループ・スリーズ社は『ニューズウィーク』に対し、「この記事は確かに誤りで、たまたま掲載してしまったものです。すぐに取り下げます」と説明したという。『MSN』の記事もその後、削除された。

『ニューズウィーク』は、この誤報に関する記事を掲載。そのなかで、キャサリン妃とウィリアム王子がロンドンで19日(現地時間)、映画『トップガン マーヴェリック』のプレミアに出席する予定であること、夫妻が揃って公務でスコットランドを訪問したばかりであることなどを伝えている。

ケンブリッジ公爵夫妻の結婚生活、そして私生活全般に関する情報は通常、ほとんど報じられない。だが、今年4月のイースター(復活祭)の時期には『USウィークリー』が、夫妻が休暇中に子どもたちと一緒に滞在したフランスの高級スキーリゾート地クールシュベルで、「2人でディナーに出掛けた」とする記事を公開。関係者のコメントを紹介している。

「ウィリアム王子とキャサリン妃は出発前に、キャンドルを灯したロマンティックなデートのための時間を取ることができました」

「ここ数年は非常に忙しくされてきましたから……夫妻がまさに必要としていた時間でした」

From ELLE US