残念ながらまだ収束の気配がないコロナ禍のなか、家飲みの回数は増えています。

酒造メーカーである宝酒造が新商品の開発にあたり行ったリサーチでも、若年層に日本酒や本格焼酎の飲む量や頻度が増えているという結果が出たそうです。そして、もう1つのニーズがフルーティな香りのものの人気。

日本酒、焼酎ともにフルーティな香りのもののが人気というリサーチデータから、家のみ需要に対応した2製品が発売されました。

フレッシュですっきりとした味わいの松竹梅「昴」

今回ピックアップしてご紹介するのは、宝酒造を代表する日本酒ブランド「松竹梅」の新商品「昴」。

華やかなデザインのパッケージ。

日常の食卓を華やかにする、爽やかな果実感を目指して作られた、鮮烈にフルーティーな香りの新しい日本酒です。

圧倒的な香り成分量で今までにないフルーティー感に仕上げたそうです。

実はこういう箱入りの日本酒、自分で自宅で飲むのは初めてです。子どものころに父が飲んでいたイメージがあって、自分で買う日本酒は、瓶かデザインが可愛いくて手を出したカップ酒ばかり。いただいてみると、箱の日本酒でイメージしていた、どしっと「お酒飲んでる!」ってまずガツンとくるものはないですね。

今回は、
1香り成分のバランスを追求した
2フレッシュな果実を思わせる香り
3すっきりした後味で和食にも洋食にも合う
というのがポイント。

開発者の方によると、この香りに到達するまでに酵母と仕込み条件のブレンド比率を試した数はなんと1000パターン以上! そこで実現したのは、同社の一般的な吟醸酒に比べて約2倍の吟醸香。リーズナブルな価格帯の清酒でこの香りを実現した技術は本当に画期的なものだそうです。

「昴」という名前は、夜空に輝く昴のように輝きを放つ日本酒を目指して名づけられました。

飲み口もスムーズで、このままでももちろん美味しいですが、アレンジで日本酒カクテルなど、自分好みの飲み方を見つけるのも楽しそうです。


アルコール度数は14度以上15度未満で、サイズは1.8Lパックと900mLパックの2タイプ。

発売日は2022年2月22日で、参考小売価格は1.8Lパックが1372円、900mLパックが767円(いずれも税込)です。

同日には、こちらも香りにこだわった焼酎「ISAINA」も発売されています。

:全量芋焼酎「ISAINA」 アルコール度数は15度、900ml 1408円(税込)

宝酒造
https://www.takarashuzo.co.jp/

取材・文/北本祐子