ドラマ「ザ・クラウン」のシーズン4の見どころの1つはダイアナ元妃とチャールズ皇太子、カミラ夫人の愛憎劇。さらにダイアナ元妃の摂食障害も映像でリアルに描かれていることも注目を集めている。このストーリーにウィリアム王子が不快感を示していることが明らかになった。

チャールズ皇太子のある友人は新聞「デイリーメール」にこう語る。「ウィリアム王子はこのドラマにまったく喜んでいない。王子は自分の両親が利用され、金儲けのために単純化された間違ったやり方で描かれていると感じている」。また王室の関係者も「これはドラマで商業目的のために作られたエンタメだ。この作品に人生を乗っ取られ、搾取される実在の人物のことをまったく考えていない」と猛批判。「25年、30年前のとてもつらい時期に起きたことを誰の気持ちも考えずに掘り返している。多くの部分が真実を描写しているものではないのだから、これは正しくもないしフェアでもない」。

王室関係者曰く「こうしたことを引き起こしている会社からヘンリー王子が何百万ドルもの金をもらっていることに驚く人もいる」。このドラマを作っているのはNetflix。9月初めにヘンリー王子とメーガン妃がNetflixと契約、今後番組制作に携わっていくことが報じられた。巨額な契約金をもらったという報道も流れている。「Netflixの利益はどこからきているのか? 『ザ・クラウン』だ」。ヘンリー王子とNetflixとの関係に批判的な王室スタッフも多いと示唆している。

また「このドラマには微妙な物語を注意深く描こうという感覚がまったくない。二面的だ。見ている人はこれが本当に起きたことを正確に描いていると思い込まされるべきではない」と話す王室関係者も。過去にユージェニー王女やヘンリー王子はこのドラマを見ていると語り、エリザベス女王がファンだと噂が流れたこともあった。でも新聞「メール・オン・サンデー」によるとエリザベス女王とフィリップ王配は、王配の浮気が描かれていたシーズン2に激怒していたという。ウィリアム王子以外のロイヤルファミリー、そして誰よりもヘンリー王子が今シーズンをどう受け止めたのか、明らかになるのを待ちたい。