アート・ユニット「エキソニモ」初の大規模回顧展、東京都写真美術館で - リアルとオンラインの接続

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展覧会「エキソニモ UN-DEAD-LINK アン・デッド・リンク インターネットアートへの再接続」が、東京都写真美術館にて、2020年8月18日(火)から10月11日(日)まで開催される。

「エキソニモ」初の大規模回顧展

インターネットが一般へと普及を始めた1990年代から、インターネットそのものを素材として扱い、美術の表現領域を拡張し続けてきたエキソニモ。エキソニモは、千房けん輔と赤岩やえによるアート・ユニットであり、デジタルとアナログ、ヴァーチャル世界と実世界を自由に行き来することで、ユーモアのある切り口と斬新な視点をあわせ持つ作品を生み出してきた。

「エキソニモ UN-DEAD-LINK アン・デッド・リンク インターネットアートへの再接続」は、世界初となるエキソニモの大規模回顧展。現実の「展示室」とオンライン上の「インターネット会場」の2会場を連動させ、初期のインターネットアート作品から近年の大型インスタレーションまで、多彩な活動を紹介する。

初公開インスタレーション《UN-DEAD-LINK 2020》

世界初公開となる最新作《UN-DEAD-LINK 2020》は、展示室とインターネット会場の両方で体験できるインスタレーション。シューティングゲームで敵を撃つと、これに反応してグランドピアノの音が鳴り響き、ヴァーチャルな空間での出来事が現実に連動する作品となっている。

初期作から代表作、近作まで

また、実会場となる展示室では、初期インターネットアート作品である《KAO》(1996)や、 ユーザーにより入力されたキーワードをもとに、ウェブ上で見つかったサイトの画像やテキストをリアルタイムかつランダムに表示する《Frag Mental Storm》(2007)、データの記録でしかないデスクトップ上のカーソルの動きを再現することで、マウスを動かす人間の身体性をイメージさせる代表作《断末魔ウス》(2007)などを展示する。

展覧会概要

展覧会「エキソニモ UN-DEAD-LINK アン・デッド・リンク インターネットアートへの再接続」
会期:2020年8月18日(火)〜10月11日(日)
会場:東京都写真美術館 B1F展示室、2Fロビー、インターネット会場
住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
TEL:03-3280-0099
休館日:月曜日(9月21日(月・祝)・22日(火・祝)は開館、9月23日(水)は休館)
開館時間:10:00〜18:00(入館は閉館30分前まで)
料金:一般 700円、大学・専門学校生 560円、中高生・65歳以上 350円
※小学生以下、都内在住・在学の中学生および障害者手帳の所持者とその介護者は無料
※各種割引の詳細は利用案内を参照
※各種割引の併用は不可
※内容は変更となる場合あり


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