私たちはこれまでに散々、LINEやデートのHow toを学んできた。

しかし、やっとの思いでLINEやデートに漕ぎ着けても、失敗の可能性は常につきまとうのだ。

あんなに盛り上がったはずなのに、突然の既読スルーに予期せぬ別れ。 恋人同士になれたかと思ったのに、いつまでたっても一進一退を繰り返す関係性。そんな経験、無いだろうか?

男女の関係を次に繋げる方法を学ぶため、あなたに宿題を出していこう。

さて、今週の宿題は?




「ねーねーせっかくお休みが取れるなら、どこかへ行こうよ」

キッカケは、私のそんな一言だった気がする。

「いいね。せっかく三連休もあるし、前後に有給取ってどこか行くか。彩音(あやね)はどこか行きたいところあるの?」

「バリに行きたい!!」

大貴と交際して約半年になる。彼とは国内の温泉旅行には行ったことがあるが、海外旅行は初めてだった。

しかも大貴は結婚に焦っている節もあり、“もしかしたらバリでプロポーズされるかも!?”なんて思っていた。

けれども、楽しい旅行から帰ってきてから一週間後。大貴から、私は突然別れを宣告された。

仲も良かったし、旅行中に喧嘩は一度もしていない。プロポーズこそされなかったものの、すごく楽しくて、二人の素敵な思い出が増えたはずだったのに。

旅行中に何かしていた?それとも、普段の私の行動が原因?

別れの理由がわからず、一生懸命、旅行中に自分がした行動を思い出してみた。


楽しい彼氏との旅行♡そこに潜む、恋愛の落とし穴とは・・・!


宿題1:1日目は、何もNGポイントはなかったのか?


-旅行初日-

午前中に成田空港を出発し、約7時間半のフライトを経てようやくバリへ到着した頃には、もう夕方になっていた。

しかし今回は、大貴がビジネスクラスを取っていてくれたため、何とも快適な空の旅となった。

「ビジネスクラス、嬉しい!本当に、ありがとう」
「うん、マイルが余ってたから」

そう言いながらも全部支払いを済ませてくれていた大貴には、ただ感謝の気持ちしかない。

しかもバリ島に着いてからも、スイスイと空港前のタクシーの呼び込みのおじさん達の群れをかいくぐり、サッサとホテルの送迎車の方へと進んで行く大貴。

大手外資系証券会社で働く彼は、帰国子女で、英語も堪能。

タクシーだけでなくチェックインなども颯爽とこなしてくれ、バリに着いてから私は、頼り甲斐のある大貴のことが更に好きになっていた。

「夕飯、どこか行きたい所あるの?」

ようやくホテルの部屋に入り、一息ついてベッドでごろんとしていると、大貴が話しかけてきた。

「うん!知り合いの子がInstagramにあげていたお店で、すごく気になっている所があって・・・」
「へ~。どこどこ?」

大貴に、“お気に入り”に保存しておいたそのお店を見せる。インドネシア料理のお店なのだが、内装がお洒落で気になっていたのだ。




「OK。じゃあ今夜はここにしようか」
「あ、でも予約してない。人気店だから、予約はしておいた方がいいかも。だけど英語話せないしなぁ・・・」
「そっか。じゃあとりあえず電話してみるか」

そう言うと、大貴はすぐに電話でお店を予約してくれた。支度をし、お店へと向かうが、想像以上に素敵なお店で私のテンションは更に上がった。

「やっぱり本場で食べるナシゴレンは違うね~!!ね、大貴、そう思わない?」
「そうか?まぁ雰囲気はあるかな」
「このチキンサテーも美味しい~!!」

ご飯を食べ終えた後は、近くのお店で飲み、ほろ酔い気分で二人でホテルへ戻る。とにかく、初日から幸せだった。

「明日、何しようね~大貴何かしたい事ある?」
「せっかくヴィラを取ったんだし、ゆっくりでもいいんじゃない?」
「そうだね。でもせっかくだから何か楽しい事したいよね!」

そんな会話をしながら眠りにつき、私たちは無事に初日を終えたのだった。


旅行中、だんだん大貴が気になってきたこととは?


宿題2:2日目以降に、大貴が気になり始めた彩音のとある行動とは?


-2日目-

翌朝、ふと目を覚ますと隣に大貴がいない。“あれ?どこへ?”と思っていると、なんと大貴は既にジムへ行って一汗かいてきたという。

「もうジム行ってきたの?さすが、早起きだね・・・」

時計を見ると、まだ朝の10時だ。バケーションならば、もっとゆっくりすればいいのに。

「早起きではないよ~彩音が寝てるから、一人でジムでも行こうかと思ってさ」

大貴はさっさとシャワーを浴び、すっかり清々しい顔をしている。私は準備が遅いため、慌ててシャワーを浴びるが、こんな時に限って何故かドライヤーの電源がつかない。

「大貴、これ壊れてるかも・・・」
「あれ、本当だ。ドライヤー動かないね。新しいの持ってきてもらうか」
「ごめん、頼んでもらってもいい?」

私の拙い英語より、大貴の完璧な英語の方が良いに決まっている。

「OK、わかった」

結局、ドライヤーを待っている間にのんびり準備をし、ホテルで遅めのお昼を食べてから行動し始めた。




「で、結局今日どうしようかね」
「ねー何しよう」

行きたい所は沢山あるが、何といっても土地勘がないため、どこに何があるのか分からない。また行きたい場所がホテルから近いのかどうかも不明だ。Instagramでいいところがないか検索していると、大貴が素晴らしい提案をしてくれた。

「彩音、ビーチクラブとか行きたい?」
「ビーチクラブ??もしかしてここのことかな?」

旅系のインスタグラマーの投稿にあった、楽しそうなプールの写真。偶然にも、行きたいと思っていた場所だった。

「ここ、気になってたの!!行きた~い♡」

こんな感じで、3泊の旅行を通して、私たちはとても幸せな時間を過ごした。

最初に言った通り、喧嘩は一度もしていない。大貴も楽しそうにしていた。

「あ~ようやく帰ってきた。何か疲れたね」

しかし成田空港に降り立った途端に、“疲れた”と言った大貴。

それはちょっとショックだったが、彼はよく“疲れた”と言うため、あまり気にしていなかった。

それよりも私が気がかりだったのは、帰りもビジネスクラスだったため、往復の値段を聞いてちょっと腰が引けそうになってしまったのだ。

-ヴィラ代も含めると、一体幾ら払ってくれたのだろうか・・・

そう思いながらも、私に払える能力があるわけでもないので、今回は大貴に甘えさせていただこう。

「ホテル代とか諸々大丈夫・・・?」
「あぁ、それは大丈夫」

こうして、私たちのバリ旅行が幕を閉じた。

旅行は、四六時中一緒にいるので相手のいろんな所が見える。

それは分かっているけれど、今回の旅行中に私が何をしてしまったのか、未だにわからずにいる。

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旅行中に、大貴が気になっていたこととは!?