映画『ハウス・ジャック・ビルト』殺人鬼の12年間を描く、ラース・フォン・トリアーの復帰作
映画『ハウス・ジャック・ビルト』が、2019年6月14日(金)に新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開される。
途中退出者続出!シリアルキラーの12年間を描いた問題作
映画『ハウス・ジャック・ビルト』は、あるきっかけから殺人に没頭しシリアルキラーと化してしまう、建築家になる夢を持つ技師・ジャックが主人公。彼の5つのエピソードを通して、“ジャックの家”が建つまでの12年間の軌跡が描かれる。
ジャックが自らの作品作りのように殺人に没頭する 姿 を描く内容から、カンヌ国際映画祭では映画を見続けることができない人が続出。途中で退出する人が続出した。それにも関わらず、上映後にはスタンディングオベーションが鳴りやまないという珍しい光景が見られた。賛否真っ二つの異様な作品だ。その過激さからアメリカでは映画協会による修正版のみ正式上映が許可されたが、日本ではR18+指定で無修正完全ノーカット版で上映が実現する。
監督は鬼才ラース・フォン・トリアー
監督を務めるのは、第71回カンヌ国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門で、7年間の追放処分から待望の復帰を果たした、ラース・フォン・トリアー。これまでに『奇跡の海』『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『アンチクライスト』といった作品を手掛け、輝かしい受賞歴を誇る一方、あらゆるタブーに切り込み様々な反響を巻き起こしてきた人物だ。
マット・ディロン、ブルーノ・ガンツら豪華俳優陣が集結
そんなラース・フォン・トリアー監督の元に集結したのは、『クラッシュ』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたマット・ディロン、『ベルリン・天使の詩』で知られる名優ブルーノ・ガンツ、『アンダー・ザ・シルバーレイク』のライリー・キーオといった超豪華俳優陣。鬼才の演出と、キャストの卓越した演技のアンサンブルで観客の感性を刺激する。
ストーリー
1970年代の米ワシントン州。建築家になる夢を持つハンサムな独身の技師ジャックはあるきっかけからアートを創作するかのように殺人に没頭する・・・。彼の5つのエピソードを通じて明かされる、 “ジャックの家”を建てるまでのシリアルキラー12年間の軌跡。
【作品情報】
映画『ハウス・ジャック・ビルト』
レーティング:R18+
公開日:2019年6月14日(金)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
監督・脚本:ラース・フォン・トリアー
出演:マット・ディロン、ブルーノ・ガンツ、ユマ・サーマン、シオバン・ファロン、ソフィー・グローベール、ライリー・キーオ、ジェレミー・デイビス
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