「#WhyWomenDontReport(女性たちが通報しない理由)」で明らかになった、被害者の心の内。

もしあなたが性的暴行を受けたら、真っ先に警察に被害届を出すだろう。ところが、コスモポリタン イギリス版によると、性的暴行被害にあった1,000人の内、わずか344人しか通報しないという統計があるんだそう。これは、事件の3分の2近くが闇に葬り去られることを意味している。言い換えれば、加害者は何の罪にも問われないどころか、新たに別の女性を暴行する可能性があるということ。

<Vox>というウェブサイトでシニア特派員を務めるエリザベス・プランクは、先日、性的暴行被害に遭ったにもかかわらず、通報しなかった女性たちに<Twitter>で質問。すると、意外な理由が次々とツイートされたんだとか。

「性的暴行の被害届を出さなかった理由は?」

「私自身がセクハラされたときに泣き寝入りした理由は、相手が私が所属する部署の部長で、仕事をクビになりたくなかったから」

エリザベスが<#WhyWomenDontReport(女性たちが通報しない理由)>というハッシュタグと共に、女性たちに通報しなかった理由を聞いたところ、レディ・ガガを含む多くの女性たちからコメントが寄せられたんだそう。

「嫌な体験を蒸し返したくなかったから」

「裁判所に行ったところで、裁判官から『どうして太ももを閉じたままでいなかったのか?』と聞かれるのがオチだから」

「セクハラ被害をツイートしたところで、逆に暴言を吐かれるのが関の山。被害届なんかだしたら、さらに炎上する」

「恐怖。羞恥心。恥辱。炎上。否認。不確定。後悔の念。心の痛み。悲しみ。混乱。不信感。無関心。怒り」

被害者:「性的暴行を受けました」 取調官:「証拠はあるのか?は酔っていたか? 被害発生時、どんな服を着ていたのか?」

「加害者が親戚、上司、友人、教師などだったから。どうせ信じてもらえない」

「16歳のとき、捜索という名目の下、呼び止められた警官に性的暴行された」

「(被害を訴えたところで)加害者を容赦するため、社会は真っ先に被害者を侮辱し、見下し、疑うから」

まずは、被害届が出ていないから、事件が発生していないという訳では決していないことを知ること。そして被害者が少しでも声を上げやすい環境を作り守ること。罰せられるべきは加害者なんですから。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon Solutions, Inc

COSMOPOLITAN UK