子供におススメのシャンプーは?

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子供の頭皮はデリケートなので、使用するヘアケア剤も気を付けましょう

子供の毛髪と頭皮

子供は新陳代謝が良いイメージがあり、髪も当然毎日洗わなくてはいけないと思いますよね。
確かに子供は汗っかきですし、活動量も大人より多く毎日元気いっぱいです。
当然お風呂も毎日入りますから、必然的に毎日シャンプーすると思います。

実は子供の皮膚は大人よりも年間を通してみて水分量や皮脂量が少ないのです。
新生児は逆に大人よりも多く、毎日清潔に洗ってあげないとあっという間に皮膚トラブルを起こしてしまいます。
この新生児時代のイメージから、いつまでも子供はむしろ清潔にしっかりと髪も頭皮も全身をきちんと洗わなくてはいけないと思い込んでしまっているのです。
皮膚のバリア機能が弱い子供ですから、洗浄力の高いシャンプーで必要以上に洗ってしまうと乾燥が進んでトラブルになりがちです。
その子に合ったシャンプーで、その子に合った洗い方を見極めることが大事です。

子供におススメのシャンプー

大人とは違う、デリケートな頭皮や繊細な髪なので子供には刺激の強い洗浄力の高いシャンプーは不向きです。
皮脂やセラミドなど皮膚バリア機能の維持のために必要な成分を奪ってしまうようなシャンプーはやめた方が良いです。
非常に多くのシャンプーが出ていますから悩むところですが、一般的なシャンプーは洗浄力が高く、お肌に不要な成分も多数含まれています。
石鹸シャンプーはマイルドな成分で出来ていますが、基本的には洗浄力は高いのです。
お肌に必要な保湿成分は残し、余分な汚れなどを選んで洗い流してくれるアミノ酸系のシャンプーがおススメです。
アミノ酸系シャンプーとはアミノ酸系の成分が使われているので、原材料の中に「グリシン・グルタミン酸・メチルアラニン・メチルタウリン」などの表示があります。天然由来の成分で出来ていますので刺激が少なく子供のデリケートな皮膚にも安心ですし、皮膚の弱い大人にも非常に良いのです。
ただし、原料が高価なものになるので、安価なシャンプーなどにはなく、どうしても種類が限られて高価になってきます。

アミノ酸系シャンプーのメリット・デメリット

確かに洗浄力と保湿力の面では一番の優れもののアミノ酸系シャンプーですが、高価なので躊躇してしまう人もいるかもしれません。
そのメリットの反面、優しさが逆に洗浄力の弱さにつながり、今まで良く泡立ちすっきりとした感触を楽しんでいた人には物足りなさを感じるかも知れません。
しかしながら、子供のデリケートな皮膚を守っていくには、このような優しいシャンプーを選んで洗いすぎないようにしてあげることが大切です。
乾燥が進んで頭皮がかゆくなって、かきむしってしまうトラブルを起こしてしまうと可哀想です。子供は自分ではなかなか気が付きにくく言えないので、お世話している大人が注意して選んでいく必要があります。