名称がわからない記号1位「¶(パラグラフ)」

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メールなどで顔文字を使用するようになってから、以前なら絶対に縁がなかったような記号を目にする機会が増えました。しかし、その記号を入力しようと思っても、名称がわからなくて困ることも。今回はそんな、名称がわからない記号について、読者448名に聞いてみました。

Q.名称がわからない記号を教えてください(複数回答)
1位 ¶(パラグラフ) 44.6%
2位 †(短剣符、ダガー) 43.1%
3位 〓(げた) 40.2%
4位 Å(オングストローム) 39.3%
5位 【】(すみつき括弧) 37.7%

■¶
・「『顔文字によく使われるやつ』とか言っていた気がする」(25歳女性/商社・卸)
・「どういうときに使うのか、すごく気になる」(26歳男性/建設・土木/技術職)
・「使う機会のない記号なのでわからない」(32歳男性/機械・精密機器/技術職)

■†
・「ネトゲの名前に使っている人がいたけど、読み方がわからなくて真似できなかった」(25歳女性/印刷・紙パルプ/事務系専門職)
・「人に説明するときに読めないことが多いので、つい指文字で説明してしまいます」(47歳男性/ソフトウェア/経営・コンサルタント系)
・「†は十字架と思っていた」(22歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

■〓
・「実は意味もわかっていない……」(34歳男性/金属・鉄鋼・化学)
・「イコールだと思っていた」(26歳女性/金融・証券/営業職)
・「言われてみれば、そう見える」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

■Å
・「なんとなく、響きはかっこいい」(27歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「よく、文字パレットで見ることがある」(36歳男性/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)
・「よく記号の欄にあるのは見るけど、意味は全くわからない」(26歳女性/小売店/販売職・サービス系)

■【】
・「すみつきって言うんですね、これ。かわいいから使っていたけど、意外と渋いネーミングだった」(31歳女性/学校・教育関連/営業職)
・「太めのカッコとか言っていた」(27歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「括弧にそれぞれ名前がついているのが意外」(32歳女性/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)

■番外編:勝手に名前をつけて呼んでいた
・―(ダッシュ)「ずっとハイフンだと思っていた」(40歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・・(中黒)「中黒は、つい『ぽっつん』などと言っていた」(29歳男性/機械・精密機器/技術職)
・…(三点リーダ)「『てんてんてん』とか『点3つ』だと思っていたが、『リーダ』というちゃんとした名前があるんだ」(25歳男性/食品・飲料)

●総評
1位は「¶」という結果になりました。これは「パラグラフ」という名前の記号で、パラグラフマークと呼ばれることもあります。「ここから、新しい段落をはじめますよ」という意味の段落記号です。書物の編集などに携わっている人は、よく知っているかもしれません。

続く2位は「†」。十字架のようにも見えますが、実は「短剣符」や「ダガー」と呼ばれ、脚注の参照記号としてよく使われています。プラスや漢字の十とも違いますのでご注意を。ちなみに、†の変形で‡(二重短剣符、ダブルダガー)という記号もあります。

3位には「〓」がランクイン。名前は「げた」です。そう言われてみると、下駄の足跡に似ていますね。メールで受け取った絵文字などが、自分の携帯電話やパソコンで表示できないときに、この「〓」に置き換えられていますね。

番外編では、「…」という回答も。「てんてんてん」と言っている人も多そうですが、正式名称は「三点リーダ」。よく目にする記号でも、意外と正式名称は知らないものですよね。誰かに説明するときに正式名称を言えると、ちょっと知的な印象を与えられるかも?
(文・OFFICE-SANGA 森川ほしの)

調査時期:2014年8月14日〜2014年8月21日
調査対象:マイナビウーマン読者
調査数:男性163名、女性285名
調査方法:インターネットログイン式アンケート