30歳で子供を持たない女性の数「1967年25%→2012年45%」―英調査

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イギリス国家統計局の調査で、若くてキャリア志向の女性は、子作りのタイミングが遅れ、子供を持つ確率が低くなっていることが明らかになりました。仕事と子供の両立はまだ難しいのでしょうか?

仕事と妊娠、出産の両立は、現代女性が直面する最大の問題の1つ。仕事を頑張る女性ほど子供を持ちにくいことが、イギリス国家統計局の調査で明らかになりました。

30歳で子供を持たない女性の数は、1967年には25%だったのに対し、昨年の調査では45%まで増えています。45歳の時点で見てみると、1940年生まれの女性のうち、子供を持たないのはわずか10%だったのに対し、昨年45歳になった世代では20%と2倍に増えています。

働く女性が増えていることが少子化に関係しているのは、誰しも推測できること。今回特に明らかになったのは、若くして役職についている女性ほど子供を持たないという事実です。

若くして出世した女性たちは憧れの的。しかし一方で、「今は仕事を頑張って、子供は後で」と思っているうちに、妊娠・出産の適齢期を過ぎてしまう傾向があるようです。35歳を過ぎると妊娠、安産の可能性が下がると言われますが、20代後半から30代前半の時期って、仕事も責任とやりがいを感じる良い時期なんですよね。

もちろん、Facebook CEOのシェリル・サンドバーグに代表されるように、キャリアと子育てを両立している女性もたくさんいます。考え方は人それぞれですから、子供を持たないことが悪いことでは決してありません。

でも、出産に関しては年齢が大きなファクターなのは事実。後で気付いて後悔しないよう、早めに、よーく考えることが必要です。

参考:Childlessness doubles as career women put off starting family until ‘too late’
http://www.telegraph.co.uk/women/mother-tongue/10497791/Childlessness-doubles-as-career-women-put-off-starting-family-until-too-late.html