童貞くんのための恋愛講座 第4回「ランチデート」編
1．正面を切って彼女をランチに誘うが、気持ち悪がられ社内に悪評をまき散らしてしまう。
これはありますねー。特に新入社員にありがちなあるあるです。新入社員は、我々大人が素知らぬ顔をして、社内ゴシップが三度の飯より大好きな人間ばかりだというどうしようもない事実を分かっていません。彼女が自分に好意を持っているという確証が取れる前は、「昼食前の社外の打ち合わせに同席した流れで」、「まずは部署の男女数名で」などと、できるだけ目立たない形で恋愛をしましょう。これまでの恋愛事情と違い、職場恋愛は「そうそうお目当ての彼女は逃げない」というメリットがあります。慎重にいきましょう。
2．なんとか彼女をランチに連れ出すが、肝心のお店を考えてなくてオロオロ。
これもやりがちです。ランチを誘うことだけに集中力をそがれて、お店を決めてなかったパターン。特にランチ時はお店も混みますし、ある程度お店の目星を付けておいた方が良いでしょう。あなたのスマホに飲食店情報サービスのアプリを仕込んで、毎日通勤時にチェックしましょう。
3．ランチ中に上司や同僚に遭遇してしまい、極端におびえて彼女に不信感を抱かれてしまう。
"デート"と名付けましたが、ランチデートはデートと名のつくもののなかで最も軽いデートと言えるでしょう。そのため彼女は当然"デート"だと認識していない可能性が高いです。そこで、同僚や上司に「私も一緒にご飯を食べたいな」と言われたら、椅子を引いて出迎えるぐらいのことはやった方が吉でしょう。
4．デートに誘った彼女に逆に宗教やネットワークビジネスに勧誘されてしまう
これもはイヤですねー。楽しいランチデートが一瞬にして地獄絵図です。どおりであの美人の同僚が僕のランチの誘いにあっさり乗ってくると思ったんだよなー。あ、浄水器ですか。石けんですか。間に合ってます。
5．うれしすぎて道を全力疾走してしまう。
バカ！ 新橋（という設定）の道ばたで全力疾走するサラリーマンが居るか！ だからお前は童貞だって言われるんだよ！ うれしかったら走るってお前は小学生か！
6．ビル内すべての女性にランチに断られ続け、ついに悟りの境地に入る。
こら！ 職場の女性！ お前ら童貞くんだからって舐めるのもいい加減にしろよ！ ランチぐらい付き合ってやったっていいじゃないか！ 童貞くんも悟りの境地に入ってる場合じゃねえよ。これで宗教でも初めて4．の女を逆勧誘するか。な、な。
今回もただランチに誘って、シーザーサラダだとかトマトクリームパスタとか食べてれば問題ないというのにお前らはやってくれたな！ だからお前らは童貞だって言われるんだよ！ でも長生きしろよ！
（梅田カズヒコ／プレスラボ）
