ジェニファー・ロペスとスティーブン・タイラーが降板を決め、後任が取り沙汰されていた「アメリカン・アイドル」。新審査員の一人はマライア・キャリーに決定したとFOXがついに発表!気になるギャラのお値段は、ジェニファーと比べると...?
ここ数週間いろいろな憶測が飛び交ったが、FOXエンターテイメントの社長ケヴィン・ライリー氏(Kevin Reilly)は、Television Critics Association (TCA)サマー・プレス・ツアー のVIPパネルディスカッションの中で、新審査員はマライア・キャリーに決まった、と正式に発表した。

パネルディスカッションに電話で参加したマライアは、スピーカーを通してTCAのパネルメンバーに心境を語った。

「『アイドル』に加わること、すごく楽しみにしてます。今日はそちらに実際に行って、皆さんに直接お伝えしたかったんですが、あっという間に決まったことだったので...。あと数か月でスタートするのが待ち遠しいです。それでは1月に。」

番組を「フレッシュに保つ」必要性には触れたが、ベテランのランディ・ジャクソンが続投するかも含め、他の審査員が誰になるかについてはライリー氏は言及しなかった。(巷ではアダム・ランバートやマイリー・サイラスの名前があがっている。)同じパネルディスカッションに参加していた『アイドル』の製作責任者であるナイジェル・リスゴー氏(Nigel Lythgoe)によれば、これからは審査員が毎年変わっていく可能性が高いという。

推定されているマライアのギャラは、1シーズンにつき1200万ドル(約9.5億円)という報道もあれば1700万ドル(約13.3億円)という話も(!)。というと破格のようだが、マライアの夫ニック・キャノンにとっては安いらしい。ジェニファー・ロペスのギャラは1200万ドルだったが、彼は当初、マライアの場合ジェニファーの2倍はもらえるべきだ、と主張。そしてさらに考え直し、「うちの嫁サンを家から出すには、1億ドルくらい積んでもらわなくちゃ!だって、『アメリカン・アイドル』に出てる間、誰が子供達の面倒見るんだよぅ」と言っているそうだ。

類似した番組が増え今年は視聴率を落としたものの、『アメリカン・アイドル』はFOXを18〜49歳の年齢層のあいだでナンバー1のテレビ局に押し上げた看板番組。2011年まで、7年連続でこの快挙は続いていた。その前後に入る番組の視聴率も押し上げ、放送の次の日は、学校、仕事場でたいてい誰もがその話題を口にする...番組だったが、最近は他のリアリティ番組もたくさんあり独壇場ではない。

マライア・キャリーとまだ謎のもう1人の新審査員は、FOXをまたナンバー1に返り咲かせることができるだろうか。<TMZ>に内部関係者が語ったところによれば、ビジネスライクでナイスなジェニファーと違い、自己中で細かいことにうるさいマライアと一緒に仕事をするのは「悪夢のよう」だという噂も。審査員同士の相性もあるので、FOXは次を誰にするか、慎重にならざるを得ないだろう。