実の「父親」が養子縁組で迎えた「姉」と結婚したら、どうなるのだろうか?

映画監督ウディ・アレンの息子、ローナン・ファロー(24歳)はツイッターで、自身の家族の複雑な状況をツイートした。

フリーランスのジャーナリストで、人権活動家でもあるローナンは、父の日にこうつぶやいたのだ。

「父の日おめでとう――、いや、僕の家族に関して言えば、"義理の兄の日"おめでとうになるのかな」

このシニカルなツイートに反応したのが、ローナンの母親で女優のミア・ファロー。彼女は息子のつぶやきに"Boom(「ドカーン」などの意)"と加えリツイートしていた。

1992年、長年のパートナーだったミアのもとを去ったウディ。実はその前の1991年から、ミアの養女だったスン=イー・プレヴィン(当時21歳)とウディ(当時56歳)の交際が始まっていたのだった。

1980年から交際をスタートさせ、2人の子供を養子縁組したミアとウディ。1987年には実子のローナンももうけていた。一方のスン=イーは1970年に韓国で生まれ、ミアと前夫アンドレ・プレヴィンが1978年に養女に迎えている。というわけで、スン=イーは法的にはウディの養女ではないものの、ウディのことを父親のように考えていたという。

ウディとスン=イーは1997年、イタリアはベニスで結婚。すでにその前年の1996年、そして1997年にそれぞれ女の子を養女に迎えた。

破局から20年がたつ今も、ミアとローナンの胸中は複雑のようだ。