独裁者スタイル、中東なまり。挙げ句、故金正日総書記の骨壺(もちろんニセモノ)から灰らしきものをまいた 写真:AP/アフロ

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訴訟の連続だった(らしい)『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』といい、彼の服装に怒った人々に追いかけられた『ブルーノ』といい、サシャ・バロン・コーエンには怖いものなどないようだ。

先日、今回のアカデミー賞授賞式の服装について、主催者がやきもきしていると紹介したばかりだが、その不安が現実のものとなってしまった。その結果は主催者の予想を超えるものだったかもしれない。

新作映画『The Dictator(独裁者、暴君の意)』で独裁者の主人公を演じているサシャ。案の定レッドカーペットには2人の美女を従え、独裁者スタイルで登場した。人気司会者のライアン・シークレストがそんな彼にインタビューを試みるのだが、(おそらく)中東なまりの英語でトンチンカンな答えが返ってくるばかり。挙句の果てに、わざとではないようだが、手にしていた故・キム・ジョンイル(金正日)総書記の骨壺から灰らしきものをライアンにまいてしまった。

やっちまいました...サシャ・バロン・コーエン
サシャ a.k.a. 独裁者「服はジョン・ガリアーノ。靴下はKmart(ディスカウントチェーン)で買ったよ。昔、サダム・フセインに『靴下は靴下に過ぎない。お金を無駄遣いするな』と言われたからね」
周りの人々(incl. 冨永愛)は困惑顔
もう1人の司会者ジュリアナ・ランシック「ライアン、あなたはラッキーよ! 私も"独裁者"にインタビューしたかったんだから(笑)」