若いふたりにはもちろん試練の時もありました…

ケイトさんが「ジグソー」を退社した2007年は、ふたりにとってのターニングポイントの年でした。この時期、ウィリアム王子が近衛騎兵連隊の少尉に任官されてロンドンを離れたことで、物理的にも心理的にもふたりの距離が離れてしまい、各メディアがしきりに破局報道をはじめたのが春。

ロンドンにひとり残り、好奇の目にさらされていたケイトさんがナーバスになっていたとも言われています。けれど、その年の夏には復縁が報じられ事態は好転。きっかけはケイトさんがウェンブリー・スタジアムで行なわれたダイアナ元妃の追悼コンサートに現われたこと。ふたりは何度も目を合わせ、アフターパーティーでもダンスを踊ったり一緒にカクテルを楽しんだりと、とてもいい雰囲気だったそう。

その後、王室公式行事に以前にも増して積極的に参加するようになったケイトさんは、同時にファッションもロイヤルファミリーにふさわしいエレガントなものにシフトチェンジし、いよいよ王室への嫁入り準備が本格化!? とまことしやかに囁かれるようになりました。

そしてついに2010年、旅行先のケニアでウィリアム王子がプロポーズをはたし、秋には王室からも婚約が正式アナウンス。一度はお別れしたものの、8年越しの恋を実らせたふたりには、国民からはもちろん、世界中からもお祝いの声が届きました。

2010年11月16日、チャールズ皇太子とカミラ夫人の公邸である、ロンドンのクラレンスハウス宮殿で婚約発表会を、セント・ジェームズ・ハウスで撮影会を行なった幸せいっぱいのふたりには、未来のキング&プリンセスとしての風格も感じられました。



この婚約発表会で、ふたりの幸せそうな笑顔同様、ケイトさんの左手の薬指に輝いていたロイヤルブルーのサファイヤの婚約指輪は、ウィリアム王子の亡き母、ダイアナ元妃の形見の品。「イングリッシュローズ」と慕われたプリンセスの指輪は、次なる美しきプリンセスの手に渡ったのです。ふたりの幸せが永遠に続きますように! 

最後に今回のロイヤルウェディングに関するちょっとしたコネタをご紹介

今回のウェストミンスター寺院で行なわれる結婚式は、世界各国で報道されるほか、何と「Youtube」の英国王室公式チャンネル「The Royal Channeel」でもライブ配信されるそう。これを見れば、あなたも出席者の一人として感動を味わえるかも?!他にも、「Facebook」や「twitter」に公式ページを持っているなど、英国王室は「IT大好き」なご様子。

また今回の挙式を機に、英国王室公式スマートフォンアプリまで発表。これは、王室の財産を管理運営する「ロイヤルコレクション」が発表したもので、1840年のヴィクトリア女王とアルバート王子の結婚式から、2005年のチャールズ皇太子とカミラ夫人の結婚式まで、7つのウェディングのドレス、ウェディングケーキや贈り物など、様々な貴重写真が収められているもので、価格は日本円で約250円。

さらに驚きなのは、今回の結婚式に、なんとウィリアム王子の元カノふたり、ケイトさんの元カレひとりがそれぞれ家族と共に招待されているとか!日本では考えられないですが、その辺は、さすが開けっぴろげな海外という印象ですね。

それでは4/29日、新たなプリンセスの誕生をみんなで祝福しましょう!

そして「Peachy」では、「ロイヤルウェディング特集 後編」として、ケイト・ミドルトンさんのファッションを特集予定。もちろん、最新のウェディングドレスなど、結婚式の様子もお届けしますので、お楽しみに!