この男、焦りすぎ…!誘い方が不自然すぎて、付き合う前に女から逃げられる男の特徴
恋とは、どうしてこうも難しいのだろうか。
せっかく素敵な出会いをしても、相手に「また会いたい」と思わせない限り、デートにも交際にも発展しない。
仮に、順調に駒を進められても、ある日突然別れを突き付けられることもある。
しかし一見複雑に絡み合った恋愛でも、そこには法則があり、理由がある。
どうしたら、恋のチャンスを次のステップへ持っていけるのか、一緒に学んでいこう。
今回は、途中まではうまく行くのに、あと一歩及ばない残念な男性のミスとは?という宿題を出していた。
翔との出会いは、男友達の和久がキッカケだった。昔から仲の良い和久とはよく遊んでいたが、翔と出会ったのはその日が初めてだった。
「翔くんは、和久の学生時代からのお友達なの?初めて会ったね!」
「本当だよ。和久も、水臭いよなぁ〜こんな可愛い子、早く紹介してくれれば良かったのに!」
翔の言葉に、激しく同意する。
医者である和久の学生時代の友達ということは、イコール翔も医者だ。それに加えて明るくて、話も面白い。
-こんないい人、どこに隠れていたんだろう?
そんなことを思いながらこの日は楽しく三人で食事をして終わったが、後日、翔から誘いがきた時に、私は思わずニヤついてしまった 。
最初は私も彼のことが気になっていたし、うまくいけばいいなぁとも思っていた。
しかし、デートの最中にちょいちょい出してくる翔の"素顔"に、興醒めしてしまったのだ。
せっかくのチャンスを台無しにした翔の行動とは?
解説1:初デートは相手のことを色々観察したいから、ついジッと見てしまう
翔は初デートのために、『ル・キャトルズ』を予約してくれた。表通りから一本抜けた所にあるその店は、心がほっこり温かくなるようなお店だ。
少し緊張しながら始まったデート。しかし翔は相変わらず話上手だ。
「へぇ〜翔くんって、和久とそんなに仲良いんだ?」
「そうだよ!しかもアイツの元カノ、ほとんど知ってる(笑) 」
「和久も翔くんも、二人ともカッコイイし昔からモテそうだね〜」
贔屓目ではなく二人ともかなりモテるだろう。
しかも和久は昔から遊び人だ。翔も和久と一緒に、派手に遊んでいるのかもしれない。そんなことを考えながら彼を観察しているうちに、会話は恋愛の話になっていく。
「今、奈々ちゃんは本当に彼氏いないの?」
「うんいないよ。絶賛募集中。翔くんは?」
「い、いないよ。しかし奈々ちゃんってモテそうだよね?」
-本当に、この人は彼女いないのかなぁ?
そう思い、ジッと翔を見つめる。彼女がいる人を好きになるほど、無駄なことはない。
彼の顔をこうして改めて見ると、睫毛が長くて瞳が綺麗で、私は思わず見とれてしまった。
「全然だよ〜私、食事会とか誘われてもあまり行かないから...出会いもあまりないし」
私は皆からよく誤解をされるが、滅多に食事会には参加しない。あの雰囲気があまり好きではないし、初対面の人たちばかりの場が苦手なのだ。
「まぁ食事会に出会いはないよね…。僕も最近は全く行かないなぁ」
「そうなの?和久は食事会が大好きなイメージだから、翔くんもよく行ってるのかと思った」
「アイツはね。でも僕は全然だよ!」
-ふ〜ん、そうなんだ…。意外。
派手に遊んでいるのかと思いきや、案外彼は真面目なようだ。そう思うと、ますます翔に興味が湧いてくる。
しかしそんな風にいい感じだったのにも関わらず、2軒目で"おや?"と思うことがあった。
翔の距離が、やけに近かったのだ。
ーお店が混んでいるから、仕方ないか…。
とりあえず私は笑顔で話を聞くことに徹する。カウンターの椅子は高さがあるため座りにくく、もう少し距離を取ろうと思っても、動かすのも面倒だ。
そんな状態だったが、すっかり話し込み、気がつけば24時を回っていた。
「あ〜楽しかった!ってもうこんな時間だ!ごめん、奈々ちゃん時間大丈夫?」
「本当だ!あっという間だね」
「家、目黒だったよね?悪いから、ちゃんと家までお送りします」
-え?家まで…?
一瞬身構えるものの、結局翔は紳士的に家の下まで送ってくれ、そのままタクシーで爽やかに去っていった。
-なんだ、家の"近く"まで送っていくという意味だったのか。いい人だなぁ。
この日はそう思っていた。それなのに、2回目のデートでの翔の態度に、私は引いてしまったのだ。
2回目のデートで翔が見せてしまった“見え透いた〇〇”とは?
解説2:下心を相手に見透かされた時点で負け
2回目のデートも恵比寿になった。
「翔くんのお家って、赤坂だよね?」
「そうだよ。奈々ちゃんは目黒だもんね?目黒に美味しいご飯屋さんあったら教えて欲しいなぁ...ってそうだ!目黒に気になっているお店があったんだ」
そう言いながら、翔はおもむろにポケットから携帯を取り出し、アプリを開いて"行きたいお店リスト"を見せてくれようとする。
「え?どこどこ??むしろ教えて欲しいかも♡」
私の家は目黒だが、最近引っ越したばかりでまだ近所の美味しいお店の開拓が出来ていない。その店名が気になって、翔の携帯を見ようと試みる。
しかし角度のせいなのか、画面に貼っている保護シールのせいなのか、翔の携帯画面がよく見えない。
「どこのお店?」
私は思わず、ぐいっとテーブルの上に身を乗り出した。
「わぁ、美味しそう!今度行ってみたいな〜」
「そ、そうなんだよ!あとね、赤坂にも気になっているお店があって。次のデート、ここに行かない?いつ空いてる?」
そのまま翔はササッとアプリ上で予約を完了する。次回のデートも決定だ。ここまでは、普通の流れだった。
だがここから、どんどん雲行きが怪しくなってきたのだ。
「そういえば、うちの近くに気になるバーができたんだけど、そこチェックしてみてもいい?一人じゃなかなか入りづらくて」
-え、家の近く?今恵比寿で飲んでいるのに、彼の家の近くに行く必要ある?しかも来週も赤坂でご飯でしょ?
翔のこの提案に、私の心はザワザワと音を立て始める。この時間から、"翔の家の近く"へ行く意味があるのだろうか。
何となくその後の流れが想像でき、私は答えを探しあぐねる。まだ2回目のデートで、向こうのテリトリーに誘われるのは正直嫌だし、身構えてしまう。
しかし前回はきちんと家の前まで送ってくれたのだし、彼は紳士かもしれない。私の頭の中はグルグルと回り始めた。
「うん、いいよ!行ってみる?」
そう答えたものの、タクシーに乗った途端に後悔した。
彼がそっと、手を繋いできたのだ。
-出た!!タクシーに乗った瞬間に手を握ってくる男…!!
もう完全に、私の心は引いていた。
◆
しかし、先ほどの会話の中で次のデートの約束をしており、お店まで抑えているためキャンセルは申し訳ない。そう思い、3回目のデートは食事だけ行くことにした。
だがやはり翔は、この日もチラチラと下心を見せてきたのだ。
「この後、どうする?」
帰り際、待ち構えていたかのように言われたこのセリフで、私は確信した。
翔は、焦りすぎているのだ。
もっとゆっくりと駒を進めればいいのに、一刻も早く関係を深めようという気持ちが透けて見えている。そして女性は、そういう焦りを少しでも感じると、一気に冷める。
その焦りのせいなのか、不自然に自分の家の近くのバーに連れて行ったり、目を爛々とさせて「この後、どうする?」と聞いたり、誘い方が下手すぎて下心が見え見えだ。
「この後?え、帰るよ?ご馳走様でした!またね〜」
そもそも、そんな簡単な女に見られているのか?とも疑心暗鬼になるし、失礼な話である。
本当に好きなら、下手に下心を出さないこと。相手の気持ちを汲んで、きちんとタイミングを合わせること。
それが鉄則である。
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何も悪いことはしていないのに、彼女が怒っているのはナゼ?
あなたも異性に対して、誘い方が下手、または残念だと感じたことがありますか?
今回は「異性に対して誘い方が下手、または残念だと感じたことがありますか? 」という質問について、東京カレンダーが提供する婚活アプリ『東カレデート』の女性会員に向けてアンケート調査を実施。
次ページにて、約1,000人の独身女性のリアルなアンケート結果もお楽しみください!
男性がやってはいけない誘い方とは?
およそ7割の女性が異性の誘い方に対して「下手」と感じた瞬間があると回答。
今回も多くの回答が集まったものの、ふたを開けてみると結果は概ね2つの理由に集中していた。
では、女性に「残念」と思わせてしまった誘い方とはどのようなものだったのだろう?
独身女性の貴重な意見をご紹介していこう。
強引すぎてイヤ! 【36%】
・「初めてのメールでいきなり、旅行に誘ってくる」(女性/エステティシャン)
・「映画の話を何もしてないのに、いきなり映画にいきませんか?と言われたこと」(女性/客室乗務員)
・「すぐ会いたいと言って、一方的に日程候補を送ってくる」(女性/会社員)
・「まだそこまで関係性が出来てないのに、前のめりに連絡の頻度が高すぎる」(女性/看護師)
・「出会って間もないのに、距離感がおかしい。グイグイくる…」(女性/調理師・栄養士)
頻度の多すぎる連絡、出会いからそれほど経っていないにも関わらず当日いきなりのお誘い、そして自分の趣味嗜好しか盛り込まれていないデートの申し込みなど、こちらのことをまるで考えていない強引な対応に苦情が殺到。
気に入ったお相手に対し前のめりになるのは仕方のないことだが、雰囲気を無視してぐいぐい押したところで、二人の距離が縮まることは無いだろう。
奥手すぎてイヤ! 【64%】
・「いつまでも世間話と天気の話ばかりで進まない男」(女性/IT関連)
・「今ここで繋がなきゃ、いつ繋ぐの?という状況で、手を繋いでこなかったとき」(女性/大手企業)
・「保険をかけてるのか、"嫌なら大丈夫です"とかわざわざ言っちゃう男性。それを言わなければついて行ったかもなのに...」(女性/看護師)
・「自分から誘ってこないで、私に"じゃあご飯行く?"と言わせようとする。誘ったのは自分ではないことにしたいのかも」(女性/客室乗務員)
・「断られてもいいように、LINEで語尾に"笑"とかつけちゃう感じ」(女性/IT関連)
先ほどの「強引すぎる」パターンとは真逆の「奥手すぎる」のが残念という意見が最も多かった。自分から誘わずに相手に言わせようとするといった回答の他、やりとりがあまりに長いと会う気を無くすという方が多数。
距離感をはかるための会話は確かに重要だが、お相手が「回りくどい」と感じてしまった時点でそれはもうアウト。
同じような経験をしている方は、気になるお相手にはストレートに好意を示しつつ、次回は潔く誘ってみてはいかがだろうか。
その他こんなコメントがありました
・「相手が誰でも、皆に同じ誘い方をしているのがバレバレ。定型文にはこちらも定型文でしか返信したくなくなります…」(女性/アナウンサー)
・「サービス券あるから…行こうみたいな。サービス券なきゃ行かないんかい」(女性/会社員)
・「事前に食事のお店を決めず "その場の流れで適当に決めよ" と言われた時は困りました。」(女性/秘書)
・「お茶しましょうって言って、本当にチェーンの喫茶店とかだと引く」(女性/上場企業(東証一部))
・「少しこちらの返信が遅れただけで、"あれ?" "あれあれ?"と毎日LINEをしてきた男性にはウンザリしてお会いする気も失せました…」(女性/大手企業)
あなたは、異性に対して誘い方が下手だと感じたことがありますか?
ぜひ、ご意見やエピソードをコメントにご記載ください!
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※アンケート調査概要
調査期間: 12月6日〜12月7日
対象: アッパー層限定の審査制恋活・婚活アプリ『東カレデート』の入会審査に通過をした独身の会員。