ニコール・キッドマン(Nicole Kidman)、ゾーイ・クラヴィッツ(Zoe Kravitz)、リース・ウィザースプーン(Reese Witherspoon)、ローラ・ダーン(Laura Dern)、シェイリーン・ウッドリー(Shailene Woodley) photo : Getty Images

女性の監督やプロデューサーを増やそうという動きが広がっているハリウッド。リース・ウィザースプーンが、女性の作った作品が失敗することの大切さを語っている。

雑誌アメリカ版『マリクレール』のインタビューを受けたリース・ウィザースプーン。「様々な業界で女性のリーダーたちが、声を持たない人たちのために立ち上がっている。女性や有色人種のリーダーを増やしもっとバランスのとれた文化を作るために、まだまだやらなくてはいけないことがある」とコメント。

最近ではプロデューサーとしても活躍、ドラマ『ビッグ・リトル・ライズ〜セレブママたちの憂うつ〜』を大成功させているリース。今はジェニファー・アニストンとドラマを、ゼンデイヤと一緒に映画をプロデュースしている。リースのプロデュース業は順調だけれど、女性監督やプロデューサーの作品が興行的に失敗したとき、厳しい評価が下されるのは問題だと指摘! 「経済的な成功だけで見るべきではない。私たちは成功するのと同じだけ、失敗するチャンスを持つべきよ。なぜなら芸術はいつも成功するものではないから。挑戦して世の中に新しいアイディアを出す勇気を持つことが大切なの」。

ジェニファー・アニストン(Jennifer Aniston)、リース・ウィザースプーン(Reese Witherspoon) photo : Getty Images

成功する機会だけでなく失敗する機会も平等に与えられていることが、女性が業界に進出するための鍵だということ。これはアメリカだけの話でも映画界だけでの話でもないと言えそう。映画界で長年仕事をしてきたリースだけに説得力がある! 改めてしっかり耳を傾けたい。

text: Yoko Nagasaka