素戔嗚尊を祀る本殿/八坂神社

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素戔嗚尊(すさのおのみこと)・櫛稲田姫命(くしなだひめのみこと)・八柱御子神(やはしらのみこがみ)を御祭神とし、全国にある八坂神社や素戔嗚尊を御祭神とする約2300社の総本山。日本3大祭の一つ、荘厳かつ華麗な祇園祭は、869(貞観11)年の疫病流行の際、八坂神社の神にお祈りしたことが始まりで、地元では「祇園さん」の名で親しまれている。境内には平忠盛のエピソードが残る忠盛燈籠や、縁結びの神様・大國主社、女性に人気の美の神・美御前社などがあり、全国から多くの参拝者が訪れる。<※情報は関西ウォーカー(2017年12月15日発売号)より>

【写真を見る】正門の南楼門/八坂神社

あらゆる災厄の象徴でもある八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した素戔嗚尊を祀る本殿。江戸時代に再建された日本最大の神社本殿建築で、通常は別々の建物にする本殿と拝殿を、一つの屋根でおおった「祇園造」という神社建築になっている。重要文化財にも指定。

正門の南楼門。本来、参拝はこの正門から行うものだが、12月31日(日)は参拝が一方通行のため、西楼門が入口となり、正門は出口専用となる。

■ これでご利益アップ!初詣参拝コース

屋台も立ち並ぶ新年らしい、にぎやかな境内で無病息災祈願!

<1>西楼門

東大路通に面し、八坂神社の象徴とも言える重要文化財の西楼門。大晦日はここからの一方通行となる。応仁の乱で焼失後、1497(明応6)年に再建。

<2>手水舎

<3>大國主社

「大國さま」として親しまれている大国主命が御祭神の末社。ハート型の絵馬(500円)を奉納したら、授与所で恋みくじ(200円)に挑戦しよう。

<4>本殿

<5>美御前社

美人と誉れ高い3女神を祀り、美容関係者からの参拝が絶えない。「美容水」と呼ばれるご神水が湧き出ていて、肌の健康にご利益があるそう。

<6>お守り・ご朱印

■ 時間があれば珍しい北向きのえべっさんへ

「北向蛭子社」とも呼ばれる。3間4面、流造、杮葺きの社殿は、国の重要文化財に指定。

■ 立ち寄ろう!周辺グルメ

<二軒茶屋>

八坂神社の南楼門前にあり、蔵をリノベートしたレトロな店内で「抹茶パフェ」(1250円)など絶品の和スイーツが味わえる。1月1日(祝)〜3日(水)は営業時間を早め、9治〜17治で営業。

■二軒茶屋<住所:京都市東山区祇園 八坂神社鳥居内 電話:075-561-0016 時間:11:00〜19:00(LO) 休み:水曜(祝日の場合営業) 席数:36席 タバコ:禁煙>

<家傳京飴 祗園小石>

京の飴屋ならではの甘味が人気。京飴の伝統を生かした黒糖ミツを使ったオリジナルの甘味を味わおう。1月1日(祝)〜3日(水)は20時まで営業。写真は「抹茶」と「黒糖みつわらびもち」(1130円)。

■家傳京飴 祗園小石<住所:京都市東山区祇園町北側286-2 電話:075-531-0331 時間:10:30〜19:00(LO18:00) 休み:なし 席数:50席 タバコ:禁煙>

■初詣DATA/昨年の人出:約105万人 年末年始の参拝時間:12月31日(日)終日、1月1日(祝)終日(授与所は〜22:00)、1月2日(火)終日(授与所は7:00〜21:00)、1月3日(水)終日(授与所は7:00〜21:00)、1月4日(木)終日(授与所は7:00〜19:00ごろ) 年末年始の行事:12月31日(日)「大祓」15:00〜 半年間の罪穢を祓う。「除夜祭」19:00〜 祭典後、境内三か所の「をけら灯籠」に「をけら火」を移す。1月1日(祝)「白朮(をけら)祭」5:00〜 年初頭の祭典。災難を除き幸福を祈る。1月3日(水)「元始祭」5:00〜 日本の大本を思い国の隆盛を祈る ご利益:厄よけ、家内安全、縁結び、商売繁盛など

■八坂神社<住所:京都市東山区祇園町北側625 電話:075-561-6155 時間:境内自由 休み:なし 料金:境内無料 駐車場:なし 交通:京阪祇園四条駅より徒歩8分>【関西ウォーカー編集部】(関西ウォーカー・編集部)