いつか泊まってみたい♡イギリスの古城ホテル10
キャサリン妃のファッションや、人気ドラマ『ザ・クラウン』の影響もあり、イギリスの王侯貴族の暮らしやカルチャーに憧れる人は多いのでは? 「興味はあるけど、貴族の暮らしなんて生涯縁がないし…」なんて思わないで。実はイギリスには、古城が改装されたホテルも多く存在するのだそう。
そんな美しい古城ホテル集を<Town & Country>から。豪華な佇まいと最高のサービスで、泊まれば気分はプリンセスか貴族の令嬢!?
1.フォナブ・キャッスル・ホテル(ピトロクリー、スコットランド)
サンドストーンで作られたこのお城は1892年に建設。世界でもっとも古いワイン、シェリー酒、ポートワインの商標ブランドを持ち、世界中に輸出していたサンドマン一族によって長年所有されてきたのだそう。現在は客室数34のスパリゾートホテルとして営業。森林と貯水池「ローチ・ファスカリー」に囲まれ、静けさと自然に抱かれた雰囲気に癒されるはず。
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2.ヒーヴァー城(ケント、イングランド)
ヘンリー8世の2番目の妻、アン・ブーリンの子ども時代の家であり、13世紀に築かれたヒーヴァー城。見学に訪れることができるだけでなく、設備の整ったB&B(ベッド&ブレックファースト)としても有名。アメリカ人の政治家であり資産家だったウィリアム・ウォルドーフ・アスターがこの城を所有していた1903年に増築された部分が客室になっており、窓からの眺めは圧巻なんだとか。125エーカー(約50万平方メートル)の敷地には4,000本のバラが植えられた園や、約100年前に作られた迷路があり、堀が2重にめぐらされているなど歴史を感じさせる佇まいが素敵。
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3.インバーロッキー・キャッスル・ホテル(フォートウィリアム、スコットランド)
ビクトリア女王が滞在したこともあるこのお城。1週間ほど滞在した後、日記に「なんてかわいらしくてロマンチックなお城なのかしら」と書いたことでも知られているそう。現在は17室を持つ5つ星ホテルに改装され、カントリーホームの雰囲気が満喫できる、花柄のテキスタイルが使われたインテリアデザインが好評とのこと。日中のアクティビティも、クレー射撃から急流下りまで充実。
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4.アンバーリー城(ウェストサセックス、イングランド)
900年以上前に建てられ、「ドゥームズデイ・ブック(世界初の土地台帳)」にも記録されている由緒あるお城。とはいえ「歴史的な雰囲気」だけが売りではないのだそう。中世とモダン、両方のスタイルが調和しているのが特長。ジャグジーの出入口には石でできた古代様式のアーチがあしらわれ、客室のキングサイズのベッドには横に細長い14世紀様式のランセット窓が。美しい眺めと共に、自家製のビスケットも好評なんだそう。
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5.ボヴィ城(デヴォン、イングランド)
20世紀に入ってすぐ建てられたこのお城は、ハンブルデン卿が所有する数ある不動産の1つだったそう。 その後グレート・ウェスタン鉄道に城と領地が売却され、1930年にホテル&ゴルフリゾートとしてオープン。フライフィッシングから鷹狩りまで、アウトドア・アクティビティ好きにはオススメ。
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6.ストボ城(ストボ、スコットランド)
壁紙がカシミアで出来ていることで知られる贅沢なお城。美しい自然に囲まれた巨大な19世紀の城は、現在ラグジュアリーなスパ&ホテルとして多くの宿泊客を迎えているそう。エジンバラからのアクセスも約1時間と便利。シュガー・スクラブ(全身)やオーガニック泥パックなどの"ロイヤル・トリートメント"で、身も心もラグジュアリー気分にひたってみては?
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7.バーカルディン城(ベンダーロック、スコットランド)
グラスゴーの北、人里離れた場所にあるバーカルディン城はまるで童話の世界に存在するお城のよう。1602年に建てられ、その後丁寧なサービスが評判のB&Bに改装。客室は5つ。中でも「ブレッドアルベーン・ルーム」には、1989年にナラの木で作られたスーパーキングサイズの天蓋付きベッドがあるんだとか。要塞も小さめの小ぶりなお城だけれど、クレラン湖とスコットランドのアピン海岸の眺めは雄大!
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8.クロスバスケット城(ブランタイヤー、スコットランド)
17世紀に建設されたクロスバスケット城は、現在のオーナーが莫大な資金を投資して改装し、ホテルとしてオープン。これまで殺人鬼からレインコートの発明家、大臣までさまざまな人たちが住んだことがあるお城なんだとか。9つある客室はかつての居住者にちなんだ名がつけられており、インテリアデザインは客室ごとに異なるテーマでまとめられているそう。中でも「リンゼイ・タワー・スーツ」はお城が建設された当時から残る最上階で、らせん階段を登ったお城の尖塔部分に作られた部屋とのこと!
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9.リンファ城(メナイ・ブリッジ、ウェールズ)
北ウェールズの海辺にあるシャトー・リンファは、1849年に夫から妻への贈り物として建てられた"愛の結晶"。夫妻はフランスのロワール川を旅行した後、(お城としては)控えめなサイズのシャトー(城)の建設を決意。 現在はフレンチテイストのインテリアでまとめられ、塔の先に位置する客室もあるんだそう。
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10.アイゼンハワー・ホテル/カレイン城(エア、スコットランド)
30メートルもの高さの崖の上に建てられたカレイン城は、建築家ロバート・アダムの傑作として知られている建造物。建設に15年もの月日を掛け、18世紀後半に完成。1945年に城の一角が、アイゼンハワー米・陸軍元帥(後に第34代大統領に就任)に譲渡され、このことからホテルに"アイゼンハワー"の名がつけられたとのこと。1920年代に作られたエレベーターが現在も使われ、客室はすべてアイゼンハワー氏と関係の深い人の名前が付けられているそう。
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※この翻訳は、抄訳です。
Translation: 宮田華子