ぐっすり眠るための準備に、全身を緩めるポーズ

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頑張った1日。疲れを取って気持ち良く眠れたら、1日の疲れも全部取れて幸せな気持ちになります。けれど、1日の出来事や明日するべきことに思考が囚われて、眠る寸前まで神経が高ぶらせてしまうことを、ついしていませんか?

眠るときは心身を緩め、リラックスした状態で眠れるようにヨガインストラクターである筆者が、眠る前にオススメの全身を解すストレッチを紹介します。

■全身の緊張を緩めることは難しい?

ヨガのレッスンの最後には、”シャバアーサナ”という仰向けで横になり、全身の力を抜いて、体と心を緩めながら深い瞑想状態を作り出す大切なポーズがあります。

しかし、全身の力を抜くというのは実はとても難しいのです。日々の生活の中で、体が固まっていたり心が不安や考えごとにとらわれていたりするのが通常なので、いつも体に力が入って緊張している状態になっています。

それが日常的になると、体がリラックスして緩んでいるという状態が分からなくなり、自分自身では力を抜いているつもりでも、実は色々な部位が固まって緩めない状態になってしまいます。

■そんな時は全身をストレッチしてあげよう

そんな時は、体に緊張という刺激と弛緩というリラックスを繰り返し入れることで、体が緩みやすい状態を作るのが簡単でオススメです。

体が緩むと自然と気持ちもホッとしてリラックスできます。あくびをしながら体を緊張させるのが難しいように、心も体に緩めてもらいましょう。

■全身をほぐして緩めるストレッチ

(1)仰向けの状態で、両膝を曲げ、両手を天井方向へ上げる。

(2)両膝を右に倒し、胴体と腕は左へ捻って倒しましょう。腰をしっかりに捻っておくのがポイントです。

(3)反対側も同様に行います。

(4)リズミカルに、心地良いペースを作りながら左右交互に倒していきます。

(5)腰回りのこわばりが強い時は、膝をどちらかの床に倒した状態で動きを止め、膝と反対側の腕を、膝の上あたりに乗せながら押し込み、ストレッチの強度を強めましょう。

いかがでしたか?布団の上で、ダラダラと体を脱力させながら動くようなイメージでOKです。好きなだけの回数を行い、体を動かすのがめんどくさいな、重たくて動くのも億劫になってきたなと感じたら、全身を仰向けにして休みましょう。

ぐっすり眠るための準備に、全身を緩めるポーズはWoman Wellness Onlineで公開された投稿です。

【筆者略歴】

上村 由夏

「マナヨガ」代表。オリジナルのマナメソッドを発案。本来持っている個性や美しさを引き出すと定評がある。またラジオパーソナリティとして心身の美しさをテーマとした番組を担当。