標高2600mのダイナミックで色鮮やかな紅葉を観賞できる「乗鞍エコーライン」/©aflo

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東京から少し遠いけれど、雄大な自然を体感できるスポットとして人気の乗鞍高原(のりくらこうげん)。飛騨山脈南部東側に位置し、秋はすばらしい紅葉風景が広がる。乗鞍高原には、三大滝などいくつもの有名紅葉スポットがあるが、より広大な紅葉風景を望むなら、乗鞍山頂へと続く乗鞍エコーラインがおすすめ。今回は、乗鞍エコーラインを中心に巡るワンデートリップをご提案!

「ヤムヤムツリー」では、標高1300mというバウムクーヘン作りには厳しい環境下で、温度と湿度を考慮して焼き上げている

■ 乗鞍岳の絶景紅葉に感動&話題のバウムクーヘン工房へ

最初に訪れるのは、今回の旅のメインスポットである「乗鞍エコーライン」(長野県松本市〜岐阜県高山市)。乗鞍岳の雄大な景色が延々と広がり、秋は錦色に染まる見事な紅葉を見ることができる。そのスケールの大きさは、他では体験できないほど素晴らしく、景色の中に自分が溶け込むのを実感できるはず。なお、高原エリアのため、紅葉は9月下旬からすでに始まっている。乗鞍エコーラインは、自然保全のためマイカー通行はできないが、シャトルバス・タクシー・自転車などでは行くことができる。一番便利なシャトルバスは、乗鞍高原内の全バス停から同一料金で、途中下車・乗車が可能だ。

見事な紅葉景色で心がスッキリしたら、近くにあるバウムクーヘン専門店でおみやげを買おう。「ヤムヤムツリー」(長野県松本市)は、標高1300mにあるバウムクーヘン工房。一層一層丁寧に焼き上げられたバウムクーヘンはしっとり柔らかで、いくらでも食べたくなる味わい。高原の空気をいっぱいに詰め込んだ「天空バウム」など、ほかにはない優しい食感が魅力の製品がそろう。

■ 松本名物の山賊焼ランチ&商店街散策で大満足

ランチは、乗鞍エコーラインから少し離れて、地元で人気の「居酒屋一歩」(長野県松本市)で。こちらは、松本名物の山賊焼が食べられる店。山賊焼は生姜を入れたタレに鶏肉を漬け込み、片栗粉をまぶし揚げたもの。信州味噌の特製ダレに漬け込んだボリューム満点の一品が名物だ。

お腹が満たされたら、町散策に行こう。松本城の南惣堀と女鳥羽川の清流に挟まれた商店街「なわて通り」(長野県松本市)は、江戸期の城下町を再現したスポット。懐かしい玩具や骨董、雑貨、たい焼きなどを売る店が30店以上並び、ゆっくりと時が流れている。縁結びで知られる四柱神社にも立ち寄りたい。

最後は日本一のワサビ田が広がる「大王わさび農場」(長野県安曇野市)へ。大正時代から約20年かけて開拓してできたワサビ農場で、広大な敷地内には、東京ドーム1個分の面積を誇るワサビ田のほか、大王神社、北アルプスを望むアルプス展望台などがあり、安曇野の自然をたっぷりと感じることができる。

「秋Walker首都圏版2017」ではこのほかにも、さまざまな絶景紅葉スポットをご紹介。休日は思い切って少し遠出して、今しか出合えない秋の美しい景色を堪能しに行こう!【東京ウォーカー編集部】