ノスタルジックな昭和の町商店街

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今年2月に豊後高田市内各所で撮影が行われた映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(配給:株式会社 KADOKAWA/松竹株式会社)が、9月23日より全国の約340 館で公開中だ。今回ロケ地となった豊後高田市を人気観光スポットとともにご紹介!公開を記念したイベントも開催されるのでぜひ出かけてみよう。

【写真を見る】「昭和ロマン蔵」には昭和のお宝がいっぱい!

■ レトロな街並みのロケ地を散策

ロケ地となった「豊後高田昭和の町」は、昭和 30 年代の懐かしい商店街の街並みが今なお残る。各商店は、“一店一宝”として、その店の歴史を物語る昭和のお宝を展示し、また、“一店一品”として、その店自慢の昭和の商品を販売する。レトロなボンネットバスも運行中だ。

「昭和ロマン蔵」は、明治から昭和にかけて大分県きっての豪商であった野村家の倉庫を改造し、「昭和の町」のランドマークとなっている。ここはオート三輪車「ミゼット」をはじめとする自動車、木製の机やチョークで描く黒板のある教室、当時花形であった電化製品など懐かしい昭和が満載。まさに“昭和のテーマパーク”だ。

また、豊後高田市内で3か所目となるチームラボの常設展「チームラボギャラリー昭和の町」では、書いた絵が動き出す体験型のデジタルアート作品「お絵かき草地おどり」を展示する。懐かしさなかにも最新のテクノロジーを体験できる。

■ SNSで話題!真玉海岸の夕陽も必見

真玉海岸は、「日本の夕陽百選」に選ばれた夕陽の絶景スポット。干潮時刻と日没時刻が重なる日に現れる、水面に映し出される夕陽と干潟に現れる縞模様のコントラストは、幻想的でロマンチックと評判だ。劇中の主題歌「REBORN」のミュージックビデオ(セリver.)では、劇中に登場するセリ(門脇麦)が真玉海岸を舞台に歌い踊る姿も見られる。

また「チームラボギャラリー真玉海岸」でも、最新テクノロジーを駆使したデジタルアート作品に触れることができる。チームラボの作品「花と人、コントロールできないけれども、共に生きる-Kunisaki Peninsula」を常設展示。豊後高田市に咲く花々をモチーフに、自然と人間の関係性、季節の移ろいなどを五感で感じることができる。

■ 縁結びの神様に祈願して恋愛運アップ

縁結びを象徴するモニュメント「結(ゆい)」が目印の粟嶋公園。柔らかな曲線が交差する形は“愛が結ばれてゆく姿”を、また、∞の形にも見えることから“永遠の愛”を表し、恋愛成就スポットして人気を集めている。公園奥の海が見渡せる展望所には、ハート型南京錠「愛鍵」を掛けて愛を誓うモニュメント「縁(えにし)」がある。

隣接する粟嶋社は、女性の願いをひとつは叶えてくれる神社として知られ、縁結びの神様として良縁や恋愛成就を願う参拝者が多く訪れている。海に突き出た岩窟に社殿を構えたロケーションも全国でも珍しい神社だ。

■ 映画公開記念イベントもチェック!

◆「ナミヤ雑貨店の奇蹟」展

映画の撮影で使用されたセット・小道具、撮影風景のパネルなどを展示する企画展を実施。来場者には、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」豊後高田市オリジナルポストカードをプレゼントする。[開催中〜10月23日(月) / 10:00〜17:00 / 場所 昭和の町展示館(豊後高田市中央通商店街)]

◆ロケ地巡りスタンプラリー

市内ロケ地の5か所を巡り、各場所のスタンプを集めるスタンプラリー。5か所すべてのスタンプを集めた先着1000名に「ナミヤ雑貨店の奇蹟」豊後高田市オリジナル手ぬぐいを進呈する。[開催中〜12月3日(日) / スタンプ設置箇所 昭和ロマン蔵・宮町ロータリー・チームラボギャラリー真玉海岸・粟嶋公園(カフェ&キッチン結)・尾崎海岸※ラリー用紙配布場所は昭和ロマン蔵案内所]

この他にもイベントがめじろ押し! 主演の山田涼介さんらも訪れたであろうロケ地を巡りながら、映画の世界観に浸るもよし。話題の絶景スポットや縁結びスポットも立ち寄って、いま最もアツイ豊後高田の旅を満喫しよう!

【九州ウォーカー編集部/文=秋武宏美】