暑い日が続いていますが、オフィスやカフェ、電車ではエアコンが効いていて、ストールやカーディガンが手放せない方も多いと思います。先日も読者の方から、こんなコメントをいただきました。

「完全空調がきいたオフィスで働いています。特に夏は冷えが酷く、耐えがたい思いをしています。ひざ掛けをしたり厚手のスリッパをはいたりと工夫はしても改善されません。何か体の奥から温まるいい方法を教えてください」(淳子さん・40歳)

「冷えは女性の大敵」「冷えは万病のもと」といった言葉があるように、体を冷やすことが良くないことはみなさんもご存知ですよね?
でも、こうも空調が効いていると、冷やさないようにするのは至難の業……。

そんなみなさんに、簡単な「冷え対策」をご紹介していきます。

簡単ケアで冷え知らずさんに!

【首を温める】

首の皮膚の下には、太い血管が流れています。
外気にさらされている首は冷えやすく、その下を通る血管が冷えると、冷えた血液が体中をめぐり、体内も冷えがちに。
すぐできる簡単な対策として、ストール等で首を冷えから守りましょう。
就寝時、寝苦しくエアコンをつけて寝る方も多いですよね。冷えがひどい方は首にタオルを巻いて寝るだけで、体が冷えにくくなります。

【足指ストレッチで血行促進】

足先が冷えてしまっている方は、血流が悪いのが原因。
テレビを見ながらでもできる簡単ストレッチで、足先まで血液をめぐらせましょう。

(1)フェイスタオルを縦に敷きます。
(2)タオルの端に足の指が来るようにして、膝を立てて座ります。
(3)足指の動きだけで、タオルを自分の方に引き寄せていきます。

1日1回、フェイスタオルの端から端まで引き寄せてみましょう。
足指を動かすことで、足先まで血液がめぐるようになり、冷え改善につながりますよ。

【毎日の入浴で体温を1度上げる】

お風呂に浸かるとお湯の温熱により、体表に近い血液が温められます。
実際にお湯に触れているのは皮膚表面だけですが、皮膚組織にも多くの血管があり、そこで温められた血液は全身に届けられます。
個人の体質などによって違いはありますが、40度前後のお湯に10分〜15分ほどつかることで 、体温は1度上がると言われています。
体温が上がると、基礎代謝、免疫力、体力などもアップするので、冷えが気になる方は1日10分の入浴を習慣付けて。

引用:入浴検定公式テキスト お風呂の「正しい入り方」



■賢人のまとめ
今回は日常生活に取り入れられる「冷え対策」を紹介しました。首を温める、足指を動かす、40度のお風呂に10分!どれも簡単ですね。冷えは女性の大敵と言われています。毎日の「ながらケア」で、今年の夏は冷え知らず美人を目指しましょう!

■プロフィール

オフィス美容の賢人 小西さやか

コスメコンシェルジュ。化粧品の研究や開発に携わってきたスペシャリスト。
現在は、一般社団法人日本化粧品検定協会を設立。
代表理事として、美容コラムの執筆、日本流行色の選定、メイクアップトレンドカラー本の監修を行っている。
最新著書「99%のクチコミは間違っている?! 勘違いだらけのコスメ神話」が2014年1月17日発売。
可愛くなりたいと頑張る女子こそハマってる!?コスメに関する意外な「勘違い」を一問一答形式で解説します!

「99%のクチコミは間違っている?! 勘違いだらけのコスメ神話」 http://www.amazon.co.jp/dp/493828054X/

小西さやかオフィシャルブログ:http://ameblo.jp/panntyann1/

2014年5月開催「日本化粧品検定」HP:http://www.cosme-ken.org/