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夏は紫外線や暑さなどの影響で老化が加速しやすい季節だといわれています。しかし紫外線対策を行なっていれば十分というわけではありません。むくみもまた、老化を招くということは知っていましたか?

実は夏は一年の中でも特にむくみやすい季節。だからこそ夏は、むくみ対策をしっかりと行い、体の内側からアンチエイジング対策をとることが大切です。今回はむくみが老化を招くワケとむくみを改善するためのコツをご紹介したいと思います。

むくみが老化を招くワケ

むくみの原因は、夏の過ごし方のさまざまなところに潜んでいます。冷房のよくきいた室内で過ごしたり、冷たい飲み物やお酒を口にする機会が増えたり、塩分の多い食品に手が伸びたり、寝苦しい暑さで睡眠不足に陥ったり...これらの「夏あるある」は、すべてむくみの原因となりうるのです。

顔のむくんだ部分は重力の関係で垂れ、たるみを招くことにつながります。そのため、むくみを放置しておくのは危険です。

とはいえ、むくみは案外気がつきにくいもの。そんな場合はセルフチェックをしてみましょう。

親指で顔のあちこちを強めに押してみてください。押した部分がすぐに戻らず凹んだままなら、むくんでいる可能性が高いということ。ぜひ鏡を見ながらチェックしてみてください。

むくみを予防・改善する方法

(1)水分のとりすぎや冷たい飲み物に注意

まずは水分の取り方に注意する必要があります。夏は熱中症対策として水分を多くとることが一般的に推奨されていますが、水分をとりすぎると代謝が十分にできずに老廃物が留まり、むくみを招くことにつながります。そのため日中は"がぶ飲み"は避け、ちょっとずつこまめな水分補給を心がけましょう。そして夜の水分摂取は控えめにしましょう。

また、冷たい飲み物は内臓を冷やしてしまいます。そうすると代謝が落ちたり、腎臓の機能低下につながったりして、結果的にむくみを引き起こします。暑い日でも冷たい飲み物ばかりとらないよう心がけるとともに、温かい飲み物を意識的に口にすることが大切です。

(2)アルコールや塩分の多い食品の摂取は控えめに

アルコールには利尿作用があるので、たくさんお酒を飲むと「利尿による脱水症状」が起きやすくなります。その結果、不足した水分を多くとることにつながったり、高くなってしまった血液濃度を下げるために体内の水分が一部に集中したりして、むくみを引き起こします。

また、塩分の多い食品のとりすぎも好ましくありません。喉が渇いて水分の摂取量が増えるほか、血がドロドロになることによって、むくみを引き起こします。

(3)適度な運動を心がける

代謝が落ちて血行不良になることもむくみを引き起こす原因に。歩く、ストレッチを行うなど、簡単なことでもいいので毎日必ず適度な運動を心がけましょう。

(4)冷やさない

夏は冷房の影響などで想像以上に体も肌も冷えているもの。それにも関わらず薄着をしていると、体をもっと冷やしてしまいます。冷房のよくきいたオフィスでは膝掛けやレッグウォーマーなどを用意して体の冷えを防ぎましょう。

(5)しっかりと睡眠をとる

十分な睡眠がとれていないと酸素不足に陥ります。そうすると血管が拡張して皮下組織に水分が溜まり、顔がパンパンにむくむことに。そのため、暑さで寝苦しい時は頭を冷やしたり睡眠サプリを利用したりして、入眠しやすく、安眠できる環境を整えることが大切です。

(6)マッサージする

さまざまな対策をとっていてもむくんでしまったら、マッサージを行うのが効果的です。むくみは老廃物なので、それをリンパに向かって流すようなマッサージを行いましょう。

なお、この時は

・必ずオイルやクリームなどで指通りをよくして行う
・皮膚を引っ張らないようにする
・強すぎる力を加えない

といったことを心がけましょう。そして、力加減ややり方に自信のない人はプロの手を借りるのもおすすめです。

このほか、バナナやキュウリなどカリウムを豊富に含む食品を積極的に食べることもむくみに効果的です。

夏こそ老けないためにむくみを放置せず、効果的なアプローチを行いましょう。