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撮影が難しい夜のパレード「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ」

【写真26枚】東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ フォトギャラリー

今回はどんなカメラや設定をすれば綺麗に撮れるのか、実際に撮影してきましたのでご紹介いたします。

F2.8のレンズがあればベスト! 標準レンズキットはマニュアルでF5.6に固定

夜のショー・パレードではF2.8など明るいレンズがあると重宝します。

F2.8のレンズがあれば手ブレしないシャッタースピードで、できるだけ綺麗に撮影することが可能。

東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツは場所によっては目の前を通るので70-200mm F2.8があればそこそこ撮影できます。

実際に撮影した設定は1/180 f2.8 ISO2000になりますので、f2.8のレンズをお持ちの方はこの設定で。

望遠ズームなどキットレンズは手ブレしないシャッタースピードが基準

一眼カメラ購入時にセットになっていた標準&望遠レンズを使用している方は、若干PCやスマホでの明るさ補正が必要です。

写真を撮影する際にシャッタースピードが手ブレや被写体ブレをしないポイントになりまして、まずはマニュアルに設定。

シャッタースピードはギリギリ手ブレしない1/180くらいが目安。

ISOは3200、WBはフロートにより異なるのでAUTOに設定しましょう。

設定例:1/180 F5.6 ISO3200

F値はF5.6に固定 マニュアル撮影の考え方

一部のフロートを除いては、キャラクターに当たっているライトはほぼ一定の設定で綺麗にとることができますので、不要にカメラの設定がばらついて失敗しないためにもマニュアルでの撮影が効果的です。

夜のショーではブレないことが前提なのでまず一番最初にシャッタースピードが決まります。

続いてレンズのF値は最大ズーム時のレンズの明るさになるのでF5.6になります。

(バズーカと呼ばれる、500mmや600mmクラスのレンズをお持ちの方はf6.3など)

シャッタスピード+F値 = ISO感度

わかりやすい順番で行くと上記になり、最後はISOを適正の明るさに設定します。

最初のフロートが来たら露出を確認

パレードが始まって一番最初のフロートが来たら、自分が撮りたいと思うシャッターチャンスより前で、一回シャッターを切ってモニタで明るさを確認します。

1/180 f2.8 ISO2000で撮影しましたが、撮影したタイミングや顔の向きによってはもう少し明るさが必要ですが、多少暗い分にはあとで明るくできるのでOKです。

逆に明るくしすぎてしまって手ブレしてしまったり白飛びしてしまうと戻せないのでご注意ください。

足りない明るさはスマホやPCで明るく補正

シャッタースピードは望遠レンズを使用して手ブレしないギリギリまで落としていて、感度も明るさも限界...!

そんな時に便利なのが、写真アプリなどでの撮影後の補正。

真っ暗なのはノイズが出てしまいますが、多少暗い分にはライトルームなどで調整できます。

ライトルームが難しいと感じる場合はVSCOなどもおすすめです。

シャッターチャンスはライトが当たっている瞬間、目で見て暗いシーンは明るく撮れない

シーンによってライトが消えたりして目で見ても暗い状態に。

いくら頑張ってもこれ以上感度もシャッタースピードも変えずに撮影するのは難しく、無理に撮らずこのシーンでシャッターを切るのはじっと耐え、ライトがついて明るくなった瞬間がシャッターチャンスです。

しっかり被写体を見て自分がいいと思ったシャッターチャンスを狙って撮る練習にもなるので、光を見分けるのも大切なポイントです。

多重露光でキラキラにする方法

まず、ベースになるボケの写真を撮影します。

ボケ写真の撮り方は、ピントを合わせたあとピントリングをマニュアルで回すこと。

なるべく望遠側にズームした位置やF値がF2.8など明るいレンズだと撮りやすくなります。

ショーやパレードと同時に撮るのは難しいという方はフリー素材サイト「ぱくたそ」で好みの写真をダウンロードできます。

ベースになるもう一枚の写真をほぼ同一構図で撮影

ピントリングを回してボケ写真を撮影したら、多少ずれてもいいのでほぼ同じ構図で撮影します。

先ほどのボケ写真+ピントが合っている写真の2枚が材料になり準備完了。

PhotoShopや多重露光アプリで合成しよう

つるたまは通常PhotoShopの方が操作に慣れているのでPhotoShopで加工を加えておりますが、スマホ用アプリでも多重露光ができるアプリが各種出ております。

2枚の写真を合成すると、ふんわり丸ボケの中にキャラクターがいて面白い写真が作れるのでおすすめですよ!