自己顕示欲は隠したい?

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今、ツイッターでハッシュタグ「#自己顕示欲解放中」が話題になっています。

SNSの世界には「自己顕示欲」の感じられる写真や文章が溢れています。しかし「周りにチヤホヤされたいけど、痛いとは思われたくない...」という微妙な心理からか、自虐的な言葉を周囲に散りばめ、自己顕示欲の強さを「隠ぺい」するような投稿も目立ちます。

バカリズムが提案 一気にトレンドに

話題のハッシュタグは、こうした流れにストップをかける画期的なアイデアとして登場しました。

生みの親は、お笑い芸人のバカリズムさん。2017年4月10日に放送されたバラエティ番組「ヨロシクご検討ください」(日本テレビ系)で、芸能人が可愛く撮れた自撮り写真に"自虐的"なキャプションをつけていることを指摘したのがきっかけです。

番組内では、吉木りささんがインスタグラムにアップした自撮り写真を例に、かわいく撮れているにも関わらず、「#必死に撮ってこれです」などネガティブなキャプションをつけていることを紹介。バカリズムさんはこのような投稿に対して、本当は可愛く撮れた自分を見てほしいのに、自虐的なキャプションを付けることで

「自己顕示欲を隠ぺいしている」

と主張。「素直に自己顕示欲を解放すべき」との持論を展開しました。

この鋭い指摘に、番組を見た人からは

「バカリズムの自己顕示欲の隠ぺい まじで共感」
「たしかにわかる」
「自己顕示欲の塊は一般人にもいる」

と共感する声が多数あがりました。さらに、バカリズムさんは可愛く撮れた自撮り写真などをアップする際に、つけるハッシュタグとして「#自己顕示欲解放中」を提案。このタグを付けることで、自己顕示欲を隠すための自虐的な説明が不要になるほか、受け手側も「ブス」などと自虐する自撮りに「そんなことない」とフォローを入れる必要もなくなります。この画期的な提案には、

「これホントにいいと思います」
「いいねぇ 優しくその人を見れる!」
「なんて使い勝手がいいタグなんだ」
「いい。これから使う。バカリズム、天才かよ!」

など多くの人が賛同し、一気に話題に。一時「#自己顕示欲解放中」がツイッタートレンド入りしたほか、インスタグラムには、すでに「#自己顕示欲解放中」のタグがついた投稿が600件近くアップされています。

中には自撮り写真だけでなく、手料理やブランド物、彼氏との2ショットなどの投稿も。うまく撮れたけど、アップすると自慢っぽく思われそう......というときにも、冗談っぽく使える万能タグとして、SNSでトレンドになっています。