ブリトニー・スピアーズが「ベイビー・ワン・モア・タイム」でメガヒットを飛ばして世界のアイドルになってから早19年。今でもこの曲はブリトニーの代表作と思われているけど、でも実は、ブリトニー以外のアーティストのために書かれた曲だったって知ってましたか?

「ベイビー・ワン・モア・タイム」以外にも、本来別のアーティストのために書かれたヒット曲は結構あるよう。そこで、有名なヒット曲の裏にある意外な秘密をまとめた「別のアーティストに作られた5つのヒット曲リスト」を、コスモポリタン イギリス版から。

それぞれのヒット曲を振り返って「別のアーティストが歌ってたらどうなってたかな?」と想像しながら読むのも楽しいかも。

1.ブリトニー・スピアーズ:「ベイビー・ワン・モア・タイム」

歌うはずだったアーティスト:TLC

もともとは女性R&BグループTLCのために書かれたこの曲、TLCが3枚目のアルバムを収録中だったためにブリトニーに曲が廻されたのだとか。

メンバーのT-Bozは「この曲やブリトニーをバカにするわけじゃないけど、私は『この曲好きだけど、ヒットするかしら? TLCに合ってる?』って思ったわ」とコメント。どちらにしても、TLCよりブリトニーの方が合っていたということかも。

2.ドレイク:「ファインド・ユア・ラヴ」

歌うはずだったアーティスト:リアーナ

まだ微妙に腐れ縁が続いている(?)リアーナとドレイク。でも恋愛以外でもご縁があったよう。ドレイクのあのヒット曲は、元々はリアーナのための曲。それをドレイクが気に入ってプロデューサーのNo I.D.に交渉し、自分の曲にしたのだとか。

当時リアーナとドレイクはまだホットな仲だったようで、ドレイクは見事この曲を自分のものに。リアーナも、彼が自分に向けて歌っていると思えば嫌な気はしなかったはず。

3.リアーナ:「アンブレラ」

歌うはずだったアーティスト:ブリトニー・スピアーズ

TLCはブリトニーに曲をあげて、今度はブリトニーがリアーナに曲をあげて…って、なかなかややこしい! 「アンブレラ」はリアーナの代表曲の1つと言っても過言ではないと思うけど、実はプロデューサーは元々ブリトニーを念頭に入れてこの曲を書いたんだとか。

が、ブリトニー側がこの曲を採用せず、今度はリアーナに曲がオファーされたそう。今となってはリアーナがラッキーだったとしか言いようがない!?

4.フェイス・エヴァンス:「I Love You」

歌うはずだったアーティスト:ジェニファー・ロペス

PVの日本の障子や着物が印象的な、フェイス・エヴァンスの「I Love You」。実はあのジェニファー・ロペスも作曲に関わっていて、ジェニファーが自分で歌うことも考えていたのだそう。でも、ジェニファーは最終的にこの曲を自分のアルバムには選ばなかったんだとか。

「あと少しで、彼女のアルバムに組み込まれていたかもしれなかったのよ」と語ったフェイス。さらに、この曲を制作するにあたってジェニファーの元彼パフ・ダディも関わっていたという、不思議な運命を辿った歌。

5.ビヨンセ:「イリプレイサブル」

歌うはずだったアーティスト:クリセット・ミッシェル

あのビヨンセにもプロデューサーのセカンドチョイスだった時代があったようです。曲を作ったNe-Yoが最初に曲をオファーしたのは、R&Bシンガーのクリセット・ミッシェルだったのだけど、クリセットは「これは私の曲じゃないわね、私のイメージはもっとジャズっぽい感じ」と言って却下。

そして巡り巡って、ついにビヨンセの元にたどり着き、彼女のミリオンセラーの中に加えられる事に。まさに運命。

※この翻訳は抄訳です。

Translation:山下 英子

COSMOPOLITAN UK