しっくりこない理由。美人顔から遠ざかる…やりがちな「ちぐはぐメイク」

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自分では完璧なメイクアップをしているつもりでも、他人から「そのチーク浮いてない?」や「そのリップ似合ってないよ?」などのイタイ指摘を受けたことはありませんか?

流行もおさえている、全体のバランスも完璧……なのに何故? と思うあなた、実はパーツごとの色選びが間違っているのかも。メイクアップのちぐはぐ感は、“ベースカラー選び”にポイントがあるのです。

そこで今回は、プロのヘアメイクとして年間1,000人以上もの女性を美しく変身させている筆者が、“メイクのちぐはぐを解消して、美人顔に見せる方法”をご紹介します。

まずは色のベースカラーを見極める

色は大きく分けてベースが青みがかっている“ブルーベース”と黄色みがかっている“イエローベース”の2つに分けられます。

ブルーベースだから寒色系ということではなく、例えばピンクだと“マゼンタピンク”や“サクラピンク”のような青みがかったピンクがブルーベースのピンク、“コーラルピンク”や“サーモンピンク”のような黄色みがかったピンクがイエローベースのピンクという風にベースが分かれるということ。

アイシャドーと同様に、ファンデーション、チーク、リップ、色の付くものは全てこのブルーベースかイエローベースに分類されるので、まずはそれぞれのアイテムを仕分けしてみましょう。

ブルーベース、イエローベースのアイテムたち

左側がブルーベースのアイテム、右側がイエローベースのアイテムとそれぞれベースごとに仕分けをしてみると、全体が1つのまとまったグラデーションになっているのがわかりますよね。

これが、メイクアップをする上で必ず守るべきポイント。メイクアップはお顔の狭い範囲の中で様々な箇所に色をのせるので、ベースカラーが揃っていないとそこだけが“浮いて”見えてしまうのです。

ですので、“なんだかチークだけ浮いて見える”という時には、チークだけがベースカラーが他のアイテムと揃っていないということなのですね。

パーソナルカラーを知ってさらに美人顔に

アイテムごとのベースが見極められたら、是非ご自身のパーソナルカラーのベースもチェックしてみてください。

パーソナルカラーも同様にブルーベース、イエローベースと分かれますので、自分のベースと同じアイテムを使うことによって、より肌がキレイに見えて色馴染みも良くなります。

いかがでしたか? 春の新色を手に取る時、自分の持っているアイテムとベースが合っているかを見極めて、ぜひ色々なカラーにチャレンジしてください。

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※ Subbotina Anna / Shutterstock

【筆者略歴】

古賀真知子

メイクアップイマジンbyオフィスノムラ主宰。撮影関係のヘアメイクをこなす傍ら美容家として一般女性に美しくなるための様々なビューティプログラムレッスンを行っている。モットーは「女性は内・外側から美しく」