春先に身につけたいジュエリー。那須の自然から生まれる「Sa.Ya.」の逸品
ようやく寒さのピークを過ぎ、草木の新芽や花のつぼみが、むくむくと顔を出し、季節のめぐりを教えてくれます。
そう、もうすぐ春。胸元のあいた服も着られる季節です。そろそろ春夏に向けてジュエリーを一点、新調してみませんか?
今回は、自然の美しさからインスピレーションを得たジュエリーブランド「Sa.Ya.」の逸品をご紹介します。
向井沙矢香さん(ジュエリーデザイナー)
東京生まれ 栃木県那須育ち
2003 東京農業大学 地域環境科学部 卒業(在学中4年間シルバーアクセサリ教室で学ぶ)
インテリア企業での勤務経験を経て、ジュエリーメーカーへ転職
2010 ジュエリーメーカーを退社し、翌年オリジナルブランド「Sa.Ya.」立ち上げ
以後、国内外のジュエリー展示会等多数出展
公式サイト
“自然”をそっと閉じ込めたジュエリー
美しい曲線を描く唐草のイヤリング、繊細な葉脈が美しい葉っぱのブローチ、水晶の朝露をまとった小枝のピアス……。
Sa.Ya.のジュエリーを目にした時、「これを作った人は、なんて、自然を丁寧に見て、素直に表現するアーティストなんだろう」と驚きました。作家の向井さんのプロフィールを見て、大いに納得。農業大学を卒業されて、ジュエリーデザイナーになるとは、異色のキャリア。自然や植物に対する洞察力が、違うのでしょう。
Sa.Ya.のジュエリーは、「森のぬくもり、光のいろどり、風のささやき……」、そんな自然からインスピレーションを得て作られています。
awaシリーズ
なかでも、おすすめの逸品は、awaシリーズです。複数の小さな泡つぶが連なり、ボールになって、ころころと胸もとに爽やかな風を送り込んでくれそう。ネックレスは、泡のとなりに不定型の水晶が寄り添って、透明感を与えます。
大きめリングは、大人の女性のファッション・アクセントにぴったり。球体なので、光の角度によってきらきらと艶めき、ナチュラルなネイルの手もとに合いそうです。なめらかなフォルムで、物が引っかかる心配も低いそう。
デザイナーの向井さんご自身も愛用していて、ほぼ毎日つけているのだとか。素材は、シルバーに18金コーティングと、ロジウムコーティングの2種類があります。
ジュエリーで「ココロ・オドル」を届ける
那須のアトリエでコツコツと手作りする向井さんがいつも意識しているのは、「くすっと笑みがこぼれるような、それでいて、品とあたたかみのあるジュエリー」を提案すること。
ペリドットの豆がサヤにおさまったmameシリーズや、花のカラーの中に一粒のパールを添えたcallaシリーズなど、有機的なモチーフのものは、生き生きとして、かわいらしい。
Sa.Ya.の目指す「ココロ・オドル・ジュエリー」を身につけると、少し気分が上がる。無機質な生活にも、心にうるおいを与えてくれそうです。
(はな)