シルクロードさん/(C)佐山順丸

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皆さんは、YouTuber(ユーチューバー)に一斉に会えるイベント「U-FES.」をご存じだろうか? 2015年に東京・豊洲で開催され、2000人を超えるファンが集結。翌2016年は全国6都市に開催規模を拡大し、8月の大阪会場では3500人のファンが盛り上がりを見せた。今回、特別企画として「木下ゆうか×シルクロード【Fischer's】」の特別対談をお届けする。

シルクロード/(C)佐山順丸

――2016年は「U-FES.」や「Meet&Greet」など、ファンと触れ合うイベントも多かったと思います。実際にユーザーとリアルな場で触れ合うことで感じたこと、動画を通じての触れ合いと違う点はありますか?

シルクロード「僕らは、イベントをやる機会がどちらかというと少ないほうなんです。なので、いざU-FES.で集まると、『ああ、こんなに人がたくさん!』ってなりますね。大人数を見ると、めちゃめちゃいじりたくなっちゃうんです (笑)。友達が来てくれているっていう感じなんです。『見てます』じゃなくて『見てるよー!』ってタメ口で来てくれたほうが『おお、ありがとー!』っていじりやすいです。帽子をかぶってる人がいれば、その帽子を取っちゃったりします(笑)。『どうもー!』って(笑)」

木下ゆうか「怖い、怖い。私だったら引いちゃう(笑)」

シルクロード「友達感覚でやってます。人が増えれば増えるだけ楽しいって思っちゃいますね」

木下ゆうか「フィッシャーズやシルクくんが好きで集まってきてくれているから、その人たちもうれしいよね。私の場合は、Twitterとかコメントとかで『頑張ってね』、『応援してるよ』って言ってくれる人がいるのは知っているけど、顔を直接見ることがないので、イベントで実際にニコニコしている顔を見ることができて、手を振ってくれたり声をかけてくれるから、とてもうれしいですね」

シルクロード「たまにネームボードを持ってくれる人もいますよね。あれは本当にうれしい。手が込んだことをやってくれているなって」

木下ゆうか「うれしいですよね。実感がわくというか。言葉は日ごろもらえるけど、直接会えるのはすごくうれしい」

シルクロード「同じ1再生でも、一人で見ているのと、みんながひとつの端末で見ているのとでも違いますし、『家族で見てるよ』とか『カップルで見てるよ』っていうのを聞くと、何かあたたかい気持ちになりますね」

――モチベーションにもつながりますか?

木下ゆうか「つながります!」

シルクロード「間違いないですね。もっと面白いものを出さなきゃいけないなって、いいプレッシャーになります」

――では、1月28日、29日の東京公演に向けて、意気込み、想いを教えていただければと思います。

シルクロード「来てよかったなと思ってもらえるように、(会場を)沸かせられるのが一番いいことだなと思ってます。ボケを大量に出しつつ、ツッコミを大量に出しつつ、しゃべりでどうにかしていきたいなと思ってます(笑)」

――来た人をいじるということでOKですか?

シルクロード「いじりますね、絶対いじります(笑)。客席へのいじりはしたいですね。それが楽しみです。ひたすらいじります(笑)」

――新しい意気込みですね。『いじりたい』という人は初めてです(笑)。

シルクロード「“いじりたがり”なんです(笑)」

木下ゆうか「私は、自分も楽しんで、来てくれた人も楽しんでくれたら一番いいなと思ってます。楽しかったら一番!貴重な一日がみんなのいい思い出になってくれたらうれしいですね」

シルクロード「U-FES.のときは、毎回、緊張じゃなくて、楽しみだなっていうほうが強いですね。『面白そうだな〜』って。緊張がないです」

木下ゆうか「そうだよね。あと、Meet&GreetはU-FES.よりも小さい会場なので、お客さんとの距離がすごく近くて、雰囲気が全然違います。大勢で盛り上がるU-FES.とはまた違う楽しみがあります。私はあの空気がすごく好きです」

――今はYouTuberという言葉が市民権を得ていて、「将来なりたい職業」でも上位にあがるほどですが、今後、YouTuberを目指す人に向けてアドバイスをいただけますか?

シルクロード「最近、特に子どもに会うと『YouTuberになりたいんですけど、どうしたらなれますか?』って聞かれるんですけど、『YouTuberになる』ということより、何かを頑張ってYouTubeでやっていた結果、YouTuberとして成功したというか、こうなったので、『ほかのことを頑張りつつ、息抜きとしてやってみたらいいんじゃない』っていうのを伝えています。本気でやりたいんだったら、それなりの準備と覚悟をしてからやったほうがいいんじゃないかなと思いますね」

木下ゆうか「私も同じような感じですね。『YouTuberになろう!』ってそれ一本を目指して頑張るより、ほかのこともやりながら、YouTubeの動画を撮りながら……っていうのがいいと思います。YouTubeはそれができるから。たとえば、先生になりたい、看護師になりたい、っていうのは専門の学校に通ったりしなきゃいけないけど、YouTubeはそんな必要がないから。そのほうが、自分のやりたいことを真剣にやれたりするので、そのほうがいいかなって私も思いますね」

――“やりたいこと”を詰め込みすぎないで、という感じですね。

シルクロード「そうですね。平行して、息抜きに使ったりというか」

木下ゆうか「“これで生きていこう”っていうよりは、そのくらいがいいと思います」

シルクロード「そうやって作ったら面白くなくなっちゃうんじゃないかな、とも思います。『これに懸けてます!』っていうのが前面に出ちゃうよりは、身近さというのが、みんなが好きでいてくれる理由でもあると思うので」

――確かに、そこはユーザーに見せる部分じゃないかもしれないですね。

シルクロード「どちらかというと、息抜きみたいにラフにやったほうがみんなも認めてくれるんじゃないかなと思いますね」

――「息抜き」という言葉が出ましたが、お二人がリラックスする場所や方法を教えてもらえますか?

シルクロード「自分はもう、体育館ですね。バスケをやったり、運動場に行ったり、あとは、フクロウカフェに行ったり」

――フクロウカフェ、行くんですか?

シルクロード「結構、行きます。フクロウカフェにも、たまにフクロウじゃないやつがいるんですよ!全然動かなくて(笑)。そういうのを『なんだこいつ?』って20分くらい眺めてます(笑)」

木下ゆうか「ええ、そうなんだ!かわいい!」

シルクロード「ハリー・ポッターに出てくるような白いコもいるんです。あとは、人形を怖がるコとか、ミーアキャットとかも」

木下ゆうか「えっ、どこにいると!?」

シルクロード「フクロウカフェにいるんですよ(笑)」

木下ゆうか「すごい意外!シルクくん、小動物じゃなくて猛獣とかのイメージ。猛獣に乗ってそう(笑)」

シルクロード「金太郎じゃないですか(笑)!ワンちゃんとか大好きです。友だちの家のワンちゃんと遊んだりもしますよ」

木下ゆうか「大型犬と小型犬、どっちが好き?」

シルクロード「小型犬です。大型犬なら、もうゴールデンレトリバーとか好きですね。おなかで寝たいです。小型犬だったら寄り添ってきてほしい(笑)」

木下ゆうか「ドーベルマンとかじゃないの?」

シルクロード「ドヤ顔で散歩ですか(笑)。ドーベルマンは怖いです(笑)。ティーカッププードルとかが好きなんで」

木下ゆうか「これは意外だなー(笑)」

――木下さんはいかがですか?

木下ゆうか「私はご飯を食べに行って、しゃべったり、ですかね。家にこもっている時間がすごく長いので、なるべく外に出かけるようにしないとなって。それが息抜きになっていると思います。あと、私も最近、猫が飼いたくって。今日もこの後、友だちとペットショップに見に行こうって話をしてます。癒しがほしいです……」

シルクロード「動物が一番癒されますよね。猫カフェも、たまに行きます。子猫とか暴れてるんです(笑)。猫じゃらしを振るとついてくるんですよ。それを見て楽しんでます」

木下ゆうか「ええぇ、かわいい、私、行ったことがない。私はいろんな動物を見るよりも自分のコがほしい!」

シルクロード「母性本能じゃないですか(笑)」

木下ゆうか「ちょっと違う(笑)。でも癒されたい。常に一緒にいたい」

シルクロード「特別なこのコ、っていうね」

木下ゆうか「だから猫カフェとか行ったことなくて……めちゃくちゃ行きたい」

シルクロード「いいですよ、猫カフェ。名前とか付けちゃいますもん。もう名前ついてるのに(笑)。自分で名前をつけて『トラちゃ〜ん』って。名前、全然違うんですけど(笑)」

木下ゆうか「トラじゃない!って(笑)」

――なんか、最後は“動物対談”みたいになっちゃいましたね(笑)。

シルクロード「アニマル対談(笑)。いいですね、ウサギカフェとかもありますし。かわいいですよね。耳が短いうさぎもいますよね。あれはかわいい!」

木下ゆうか「えぇー、かわいい。耳が垂れてるコですね」

――では、次回は動物カフェでお会いしましょう(笑)。今日はありがとうございました。

2017年1月28日(土)、29日(日)には、U-FES.TOUR Finalが東京の品川プリンス ステラボールで開催。“YouTuberに会える!”特別なイベントに注目しよう。【ウォーカープラス編集部/浅野祐介】